前回の続きです。
新婚1ヶ月目で風俗に行き、そこの風俗嬢に本気で惚れたと言い出し、離婚を進めるに至った元旦那、Hさしのお話です。
離婚の話が決まった後、私が自分でお金を貯めて出ていってあげようと思っていました。
しかしその日から、もうこの女はいらない状態で、私を追い出す為の、Hさしの陰湿な嫌がらせが始まるようになったのです。
何をされたかはもうよく覚えていないのですが、それはしばらく続きました。
Hさしは結婚して、親から100万円をもらっていて、私は結婚祝いで夫婦にくれたのだと思い、
「お礼を言った方がいいか」
と気にしていたら、
「あれは俺にくれたんであって、お前にくれたんじゃない」
と言われました。その後、その話をHさしが親にしたらしく、Hさしのお母さんも、
「あれはお前にあげたんだよ!小鬼さんにあげたんじゃないよ!」
と怒っていたそうです。
後日友人にその事を話したら、
「普通逆の事言うぜ!?」
と驚いていました。
嫌がらせがあまりに長く続くので、
「引っ越し代を出して」
と言っても、この女にはビタ一文渡したくないと思っていたらしく、嫌だの一点張り。
Hさしはなにかというと、北海道の親に電話し、それまでも、
「あいつ絶対子供殺すぜ!絶対殺すって!」
とある事ない事吹き込んでいたので、両親も私がとんでもない嫁だと思っていたようでした。
「引っ越し代出してくれないなら、付き合ってた頃ヒモだった時のお金返して!」
と言うと、
「だったら家賃の半額返せ!」
家賃の半額払うのが当然といった調子。
そしてHさしが親に電話した時、私も替わってもらって、
「ヒモだった時のお金を返してほしい」
と言うと、最低嫁だと思っているお父さんに、
「そんなもんチャラだ!」
と怒鳴られました。
「チャラ、ですか……」
このむちゃくちゃな論法に私は絶句しました。
向こうの親は味方にはなってくれないのが分かったので、私は図書館で六法全書を調べ、
「財産分与ってのがあるんだよ。財産の半分なんかいらないから引っ越し代だけでも出して」
と言ったら、Hさしはまた親に電話をし、
「今度は法律持ち出して来やがった!」
と、まるで私が悪い事をしているような言い方をしていました。
そしてその後日、なかなか出ていかない私を疎ましく思ったらしく、Hさしはある行動に出てきたのです。
業を煮やしたHさしが、1枚の紙を差し出して言いました。
「母親が、俺の名前で借金しているかもしれないと心配していたから、この誓約書にサインして」
今後Hさしは一切私の面倒を見ない、という誓約書でした。
依存する気もなかったし、お母さんがそんな心配をしているのなら、と私は誓約書にサインしました。
書き終わった途端、Hさしは私が持っていた家の鍵を奪い取りました。
「もう面倒を見る義務はない。この家は俺の名義なんだから俺の家だ。出ていけ」
と言われました。
これでは1度家を出たら閉め出されてもう家に帰って来れません。
そもそもたまたま自分が男だったというだけで名義人になっているだけだし、面倒なんてもともと見てもらってないし、ここの部屋を借りる時も、Hさしだけでは払えないから私が半額20万円を出していた筈なのに。
そしてHさしは親に電話し、
「鍵奪ってやった!」
と得意気に話していました。
私も親に電話し、助けてもらおうとしたのですが、電話を替わったHさしが私の親父に、
「あなたの育て方が悪かったんじゃないですか!?」
と暴言を吐いて親父を怒らせ、震えながら電話していました。
結婚の承諾に私の親父に会った時、座布団を下りて土下座して、
「小鬼さんを僕にください!」
との態度で、親父は好感を持っていたのに、手のひら返してこの態度です。親父は激怒していました。
まあ結局、向こうのお母さんが、
「引っ越し代くらい出してあければいいじゃない」
と言ってくれたので、お金を出してもらえる事になり、鍵も返されました。
それから、詳しい話を聞く為、また、離婚を思い止まらせる為に、Hさしのお母さんは、私達の近所に住むHさしのお姉さんのところへ、私達に説明させる為に行かせました。
続く。
昔のお写真。
末っ子の真魚。
おぼつかない足取り。
歩き方が可愛いの(*≧з≦)
そして次男の郷。
そして2人で。
後ろで河太郎がぬぼーんと横たわってる。