ハローワークは施しを受けるトコなのか?
ハローワークなるところに行ってみたら、
訪問者のことなど微塵も考えぬ施設と
「施しを受けたいならこちらの言うことを聞け」
という役人に憤慨した話である。
我々はお前たちから施しを受けるのか???
保険料を払ってきた権利を受けるだけではないのか???
私は在職中であるが
会社を辞めた場合の失業給付について
給付制限期間が短くなる可能性があるのか尋ねるためにハローワークに出かけた。
※給付制限期間とは、待期期間の7日を経過したのち、自己都合退職の場合通常なら3か月間は失業手当がもらえないが、
現在は2か月に短縮されている。
コロナ失業で込み合っていると聞いていたので
家で仮登録を行い、12:45頃に着くと、待っている人は誰もいなかった。
まずは失業者でもないのに登録させられた。
私は給付について聞きたいだけなのに。
そうして1階のカウンターに座ると
隣の女性の話は丸聞こえで、隣の相談員は彼女がこれから面接を希望する会社に電話をかけているところだった。
個人情報がこれほどダダ洩れな場所も今どき珍しい。
相談員にあれこれ聞かれたが、私の声もダダ洩れなので必要最小限にとどめて回答した。
35年間雇用保険料を払い続け、一度も給付を受けたことがないこの私に
「お茶も出さないのか」と言ってやった。
相談員は冗談のわかる人で、笑いながら
「そうですね。自動販売機もないんですよ、ここは」と言った。
その後相談内容を言うと、二階の「保険給付課」に案内され、ほどなくして係員に呼ばれた。
給付制限期間についての質問である。
私の事情は以下のとおりである。
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人工透析4年目であるが、
体調不良により就業に負担を感じているため退職したい。
週3日の透析時間について、月曜は休み、水曜と金曜は5時間ずつ会社を抜ける。
この10時間を埋めるために、火木土で残業してきたが、有給休暇も使い果たしたため、
昨年12月から夜間透析に変更した。
しかし翌日の勤務に支障が出るので現在の職を辞し、新しい職を探したい。
こうした健康上の理由がある場合にも、自己都合退職となって給付制限を受けるのかどうか。
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いつも通り簡潔明瞭な事情説明だ。
我ながら公務員の業務効率化に尽力している。
初めに担当した若造は通達集をひっくり返しながら
「うーん」などと言って考えていたかと思うと
「該当しませんね」と言い放った。
極めて微妙な案件だと考えていた私は
通達のどこに「該当しない」根拠があるのか回答するとともに、
通達をコピーするよう要求した。
すると若造は顔色を変えて、
「ちょっとお待ちください。」
と言って上司のもとに行った。
上司が出てきて
「給付制限がない場合に該当する可能性があります」
と言う。「よかったね、喜べよ」とでも言いたげに。
私はこう言った。
「彼は該当しないと断言したが、あなたは該当する可能性があると言う。
担当者の違いで、2か月待ったり待たなかったりするのか」と。
すると
「離職票を持ってこないと何とも判断できない」
と言う。では辞めた後でしか給付のメドが立たないと言いうのかい?
自己保身と責任逃れ、
ハローワークなんて行くもんじゃない。