905(延喜5)年、菅原道真公の御墓所の上に祀廟が創建され、その歴史は1100年以上と壮大な「太宰府天満宮」。御本殿は919(延喜19)年に醍醐天皇の勅命を受け、社殿を造営。現在の御本殿の建物は1591(天正19)年に再建されたものです。五間社流造で檜皮葺きの屋根を持ち、桃山時代の様式を今に伝えています。

広い境内には、過去・現在・未来を表す3つの橋が連なる「太鼓橋」、鮮やかな朱塗りの「楼門」、黒田官兵衛ゆかりの「如水の井戸」など、見どころが多数点在しています。

また、「太宰府天満宮」は梅の名所としても知られています。これは道真公が梅をこよなく愛したことから、シンボル的存在となりました。ご神木は「飛梅(とびうめ)」で、大宰府に左遷された道真公を慕って、京の都から一夜にして飛んできた、という伝説があります。梅の見頃は1月下旬〜3月上旬。約200種6000本が順次咲き誇ります。梅のほかにも、春の桜、初夏の菖蒲、秋の紅葉など、四季折々の美しさが彩りを添えます。

ご利益は受験合格、学業成就、厄除けなど。幅広いご利益があり、特に『学問・文化芸術の神様』として広く知られています。

太宰府天満宮