解説】なぜ天ぷら粉を使うと、簡単においしい天ぷらが作れるの?

天ぷらの衣作りの基本は、「冷やす」と「混ぜ過ぎない」の2つです。これは、衣にグルテンを多く作りすぎないようにするためです。
その理由は・・・

  • グルテンが多いと衣に粘りが出てしまう。
  • 揚げ上がりが、もったりとして、フリッター状になってしまう。
  • 余分な水分が抜けにくくなり、カラッと揚がらない。

このグルテンのもとになっているのが、小麦粉の中にある「たんぱく質」という成分なんです。
天ぷら粉は、たんぱく質の少ない薄力粉に、でん粉などの原料をバランス良く配合することで、粉全体のたんぱく質の量を少なくしています。そのため、小麦粉に比べて粘り(グルテン)が出にくく、誰でも簡単にカラッとおいしい天ぷらを作ることができるのです。
また、卵粉が配合されているので卵を入れる必要もなく、水に溶くだけで簡単に衣が作れるのも天ぷら粉の特徴です。