“振り返り”に役立つ5つのフレームワーク。振り返りシートの書き方や方法を押さえよう

1. YWT

YWTとは「やったこと」「わかったこと」「次にやること」の頭文字を取ったフレームワークです。

【Y】やったこと:行動や活動の内容や、それを行った意図
【W】わかったこと:行動が活動の結果や、その結果が得られた理由
【T】次にやること:わかったことを踏まえて行う次のアクション

YWTは、シンプルなフレームワークです。ただし、行動の内容と結果、次のアクションを書くだけではあまり意味がありません。

「なぜその行動や活動を行ったのか」「その意図に合わせた結果が得られたのか」という点まで振り返り、以下の例のように「次にやること」は実際に行える行動内容まで落としこむ必要があります。

● 例
やったこと:メルマガの効果測定の方法を考えるため、メールマーケティングの書籍5冊の読了
わかったこと:HTMLメールで開封率が計測可能である
次にやること:現在のテキストメールからHTMLメールへ切り替え、メルマガごとの開封率を計測する


5. 4行日記

4行日記は「今日起きた事実」「気付き」「気付きから得た教訓」「宣言」を書くフレームワークです。

今日起きた事実:実際に起きたこと
気付き:事実からひらめいたこと
気付きから得た教訓:気づきから何を学んだか
宣言:自分がありたい姿を宣言する

毎日の振り返りとして行うだけではなく、以下のように、自分がありたい姿をポジティブに宣言するのがポイントです。

● 例
今日起きた事実:ホームページから問い合わせが5件きた。
気付き:ホームページからくる問い合わせの多くは、自社のサービスを把握してからの問い合わせである。
気付きから得た教訓:自社の情報発信を行えば問い合わせがくる。
宣言:私はホームページでの情報発信を欠かさない人間です。

自分の行った行動をポジティブに捉えることが可能なので、モチベーションの維持にも役立つフレームワークです。