POINT
  • 今回は、前回の高速道路の整備と同じく、鉄道の整備についても、国の関与や、整備主体や運行主体になる事業者の判断、そして地方自治体としての財政負担など、これらの調整があってやっと整備ができているということを知っていただきたいと思います。
  • 大阪府と大阪市が云々という話や、大阪市が広域のことを考えないなどという話ではないということをわかっていただきたいと思います。

 

以下、とこまじ動画で使用した画像と字幕文です。一部加除訂正。)

 

 

 

 

 

 

「とこまじ」。「とことん真面目に大阪都構想」。第11回目は「鉄道の整備について」です。前回の高速道路と同じようなお話になります。

 

鉄道整備で大阪府と大阪市が違う方向を向いていたからなにわ筋線が実現しなかったとする話がありますが、高速道路と同じように「お金」の問題が課題です。また、鉄道についての大きな計画は、国がつくっています。

 

そんな中で、なにわ筋線をどう整備していくのか。整備主体、運行主体が同じ方向を向かなければこの事業はできません。国、自治体(府市)、鉄道事業者、整備主体がいくら出すか。この調整が鉄道整備を進めるうえで一番難しいところです。

 

 

おおさか東線の場合は、東大阪市や吹田市、八尾市も地元負担しました。これらの協議にも時間がかかります。

 

府と市の権限や財源を都構想で一緒にしてしまっても、今度は特別区はどうなるのか。必ず関連市町村が出てきます。

 

 


京阪中之島線も、整備主体は3セク、運行主体は鉄道事業者。資金は同様のスキームで負担しています。

 

阪神なんば線も、同じスキームでやっています。

 

 

大阪モノレール(延伸部)は、道路事業としてのインフラ部分とインフラ外部分、それぞれの費用負担の調整を進めています。

 

府と市がというよりも、関連する自治体や事業者等々との協議が必要だということもご理解いただけると思います。

 

 

北大阪急行の延伸は、箕面市が地元負担をしています。

 

このように大阪府だけで決める話ではないのです。

 

お金の話ばかりになりますが、こういうところをずっと調整・協議していたということを、ご理解いただきたいと思います。

 

今日は、鉄道事業のお話しでした。

 

 

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

大阪市会議員 川嶋広稔のYouTubeチャンネル 

“とこまじ とことん真面目に大阪都構想”
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