POINT
  • 高速道路でも大阪市が広域のことを考えていないかのようなことを言われる方がおられますが誤解です。
  • ようは「お金」の問題です。
  • 高速道路って、もともとは建設費を料金で回収して将来は無料になるって言ってませんでしたか?いつのまにやら民営化され、その結果整備にあたっては地方自治体の事業費負担がでてきました。

 

以下、とこまじ動画で使用した画像と字幕文です。一部加除訂正。)

 

 

 

 

「とこまじ」。「とことん真面目に大阪都構想」。第10回目は「高速道路の整備について」です。

 

前回、都市計画のお話をしました。府と市はバラバラではなく、計画でつながっています。今回からは、ひとつひとつの事業について見ていきたいと思います。

 

高速道路の整備について、淀川左岸線の2期延伸部は大阪市のせいで遅れたのか?お金の面から知って下さい。

 

 

淀川左岸線1期のとき、まだ高速道路は民営化される前でしたので、大阪府も大阪市もお金を出すことなく進められました。

 

2期については、民営化後の地方負担のスキームについて様々な議論が行われ、大阪市の負担が決まりました。府がH8に都市計画決定して、市がH28に変更していますが、市に権限移譲するH24まで、府も決定できていなかったのです。大阪市が都市計画決定権を持った段階で、大阪市が街路事業として費用負担するということが決まったのです。

 

 

その先の2期の延伸部についても事業スキーム変わり、結果的に府市折半で600億円を出すことになりました。

 

ですから、大阪府と大阪市が違う方向を向いていたから進まなかったのではなく、お金の問題が一番の課題だったのです。そもそも高速道路は、当初は国がお金を出していたのです。民営化されて地方負担の枠組が都度変わってきたのです。

 

阪神高速道路の出資についてご覧頂ければ分かるように、政令指定都市も広域としての責任を果たしています。

本州四国連絡高速道路についても、大阪市はしっかりと負担をして、関西都市圏の核として責任を果たしています。

 

 

お金の話ばかり続いていますが、非常に大事な点ですので、ご理解いただきたいと思います。

 

 

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

大阪市会議員 川嶋広稔のYouTubeチャンネル 

“とこまじ とことん真面目に大阪都構想”
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