1900万円詐取被害 裾野市の60代男性 「当選金受け取る費用」  その1

  裾野市の60代の男性が6日までに、当選金名目の架空請求で現金約1900万円をだまし取られたと裾野署に届けたという。男性は約7カ月間、計66回にわたって現金を指定口座に振り込んでいたという。同署が特殊詐欺事件とみて捜査しているという。こんな風に、大金を振り込み続けるのは、こんなには金を払ったのだから、なんとしてもそれを取り返さなければと思うらしい。こんなに払ってももらえないのはおかしいと思わずに、こんなに払ったんだから絶対もらいたいと思うようだ。それだけ、詐欺師が巧妙なのか。

 同署によると、4月9日ごろ、大手通信事業者を名乗る差出人から男性の携帯電話に「グループ当選、当選金3300万円、手続き申請してください」とのメールが届いたという。男性は住所や氏名などの個人情報を入力したという。メールやSNSで指示された通りに、申請費用として11月19日まで指定口座に現金を振り込み続け、だまし取られたという。「買わない宝くじは当たらない」という言葉があるので、買ってなければ怪しむ人もいる。だから、大手通信事業者を利用しているだけで当選したという形を取るわけだ。通信事業者のサービスという形を取るわけだ。
 
 だが、それに、巨額の手数料がかかるということを怪しむべきだ。そもそも、そんな金がかかるのなら、その分を引いて、懸賞金をくれるべきだろう。例えば、1億円なら、20万円の手数料を引いて、9880万円もらえる仕組みにするとかね。宝くじは税金もかからず、手数料もかからないから金のない人が夢を求めて買うものなのだ。多額の手数料がかかるのなら当たってもらえない。そんなことがあるはずがない。

 当選金が一向に振り込まれないため、不審に思った男性が警察に相談して詐欺被害が判明したという。普通に考えると、途中でおかしいと気づくはずだと思うが、それが詐欺師の巧妙なところなのだろうか。こういう宝くじでなくても、当選したと言われて買いもしない宝くじが当たったと喜ぶ人もいるのだ。事実、それでコンビニに手数料としての電子マネーを買いに来る人がたくさんいる。
 

 

 

 

 
 腹腔鏡手術を積極的に取り入れているという病院の紹介がテレビであった。その番組でも小さく「腹腔鏡手術は経験のない医師の場合かえって危険な場合があるので注意している」と表示が出た。だから、ろくな経験もなく未熟な技術の医師が「腹腔鏡手術は安全です、回復も早いです」などと言うのは詐欺に近いだろう。患者が死んだら命を奪う詐欺だ。危険性については一般的な話よりその病院のその医師の医療実績を説明すればよいと思うがそんなことは絶対しない。ドラマの話をするのは根拠に欠けるかもしれないが、ドクターKでも、主人公は外科手術の方が安全だと主張している。
 
 手術の危険性については同意書で、例えば、本病院で100件手術をして、その結果、死亡10人、重い後遺症で通院中が20人、軽症の後遺症、30人、完治が40人というように説明すればよく分かる。10人手術して今までに10人死亡しているなんていう説明は難しい医療用語が並んでいる同意書よりはるかによく分かる説明だ。だが、こういうことは行われない。危険はないわけでないが、問題ないような説明のされ方をするわけだ。そして、医療ドラマでは、手術を怖がる患者を病気を治そうとしない腰抜けの弱虫のように表現する。

 もっとも、危険性は状況にもより手術の内容だけに限らない。腹腔鏡手術だけが危険ということではないのだ。地方の総合病院などは、指導医の指導も受けずに未熟な医師がさらに未熟な医師と組んで患者を実験台、練習台にしていることが多い。ろくに知識もないから危険な検査や手術で犠牲になる患者は多い。でも、地方ではお医者様意識が強いから医療ミスの患者に同情するどころか医療ミスをした医者に寄り添って反対に医療ミスで苦しむ患者を攻撃したりする。困ったものだ。熱心な医師だと反対にほめたたえたりする。医療ミスを隠蔽するために医師は治療拒否を堂々とし、それに、回りの医療関係者は協力するわけだ。そんな場合、早くきちんとした病院を探さなければ命に関わる。それは難しいことだが、必死にやるべきだ。死んだらおしまいなのだから。

 もちろん、次の病院でも医療ミスの隠蔽だけをしようとすることもあるだろうから、そうしたら、さらに次の病院を探すしかない。命をかけた探索だ。まさにサバイバルだ。病院にかかるということは命をかけたばくちといえる。
 
  繁多に言えば、熟練した医師にかかれば問題ないわけだが、それは、まさにギャンブルで大もうけするようなものだろう。

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