リフォーム業者を装い高齢女性から約40万円“詐取” 
  リフォーム業者を装って認知症の高齢女性から修理代金およそ40万円をだまし取ったとして逮捕された男性について、東京地検は不起訴処分としたという。 23歳の男性は4月、東京・新宿区で認知症を患っている80代の女性の自宅にリフォーム業者を装って訪問し、屋根の修理代金としておよそ40万円をだまし取ったとして逮捕されたという。 警視庁によると、嘘の見積書を作成し、屋根のリフォームをしていないにもかかわらず、修理代金を請求したということだという。 この男性について、東京地検は27日付で不起訴処分としたという。理由は明らかにしていないという。「クロサギ」で黒崎が検事を負けるのが怖くて不起訴を連発する人間たちといっているが、そういう傾向があるのは事実だ。このように、確かに有罪だが裁判で確かに勝てると思えない場合、不起訴にしてしまうからだ。確かに勝てると思うものだけ起訴するから日本の場合、裁判で有罪になる率が非常に高いが、それは必ずしも手放しで喜べることじゃないのだ。


 

 

 

 安全でないものを安全といったら詐欺になるのではないだろうか。それは、特殊詐欺より悪質な詐欺だろう。

 その一つに、腹腔鏡手術やカテーテル検査や手術がある。どちらも、先進的な手術の方法で画期的なものとされていることだ。

 大きく体を切り開く外科手術と違って体に負担が少なくて、費用も安く、危険性も少ない、、、そういうことを自慢にしている。

 だが、ドクターXが外科手術の方が安全と主張するように、それらはどうも怪しげだ。どちらも、患部を実際に見ることができず、遠隔操作のようになるからだ。熟練の必要があるということもあまり説明されていないで簡単な施術のように言われている。

 いずれも、同意書を求めるわけだが、そんなもの見ても患者や家族にはなんのことかまるで分からない。病気に詳しい人なんていないのだから。となれば、同意書は訳の分からない言葉ばかり並べていないで死亡率や後遺症の発現率を書けば良いと思う。さらに、実現は無理だろうけど、「今まで10人手術して5人亡くなりました」の方がよっぽどよく分かる。カテーテルならカテーテルで冠動脈の内皮を破ったり傷つけたりするおそれがあると書けばよいのだ。まあ、そう書いてあっても受ける人は受けるだろうが、よく考える人はでるかもしれない。ありえないかな。

 もてはやされていた腹腔鏡手術が危険なことは今はかなり知られているようだ。昔人気のあったドクターKでは画期的な手術法ということになっていたが。

 胸を開かずに検査や手術ができるカテーテル検査や手術も、細い血管の中を鋭い針のようなものが通っていくわけで、それが血管を傷つける可能性があるわけだ。だから、安全などというものとはほど遠いものだ。途中の血管ならともかく、心臓の冠動脈を傷つけたり突き破ったら大変なことになる。同室の患者で冠動脈を突き破られた人は、私が入院中ICUから帰ってこなかった。

 冠動脈の内皮を傷つけるだけでも、重い心臓障害者になってしまう。自分ばかりか家族の人生も奪われてしまう。だが、そういう危険性は同意書には書かれていない。

 だから、慣れていても決して簡単な安全なものではなく、まして、地方都市の総合病院で未熟な若い医師が練習がてらやったこともない手術や検査をするというのは考えると恐ろしい話だ。若い医師がさらに若い医師と組んでやったこともない手術や検査を熟練した医師の指導もなく行う、それが当たり前に行われる病院もあるのだから、怖い話だ。さらに、外から見えないから隠蔽が簡単というのも怖い話だ。


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