音声ガイダンス使った特殊詐欺が増加 
 兵庫県尼崎市で、55歳の女性が警察官を名乗る男らから50万円をだまし取られる詐欺事件があったという。 警察によると、女性の自宅の固定電話に電話があり、通信事業者を語る女性の声で「電話料金の未払いがある」とのガイダンスが流れ、その後、電話が転送され、警察官を名乗る犯行グループの男らにつながったということだ。 男らは、「詐欺グループがあなたに報酬を渡しています。紙幣番号を確認したいので、指定する口座に現金を振り込んでください」などと嘘の話をし、その話を信じた女性はATМから指定の口座に50万円を振り込んだということだ。 まず女性の声でガイダンスを流す手口の特殊詐欺が増加しているということで、警察は注意をよびかけているという。いざというときには頼る警察を名乗られたら信用してしまうのも分かるが、これだけ詐欺全盛の時代、何を名乗ろうと、確認できない限り、言われるままに何かしてはだめだ。最低でも、誰かに相談すべきだ。できれば、近くの交番や警察署に確認を取るべきだ。というか、真っ先にそれをすべきかな。ATMで紙幣を振り込んだのでは紙幣番号なんて分からないわけだが、よく考えれば分かるそんなこともあわてていれば気づかない。誰かに相談すれば、そういうことはかなり防げると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 安全でないものを安全といったら詐欺になるのではないだろうか。それは、特殊詐欺より悪質な詐欺だろう。

 その一つに、腹腔鏡手術やカテーテル検査や手術がある。どちらも、先進的な手術の方法で画期的なものとされていることだ。

 大きく体を切り開く外科手術と違って体に負担が少なくて、費用も安く、危険性も少ない、、、そういうことを自慢にしている。

 だが、ドクターXが外科手術の方が安全と主張するように、それらはどうも怪しげだ。どちらも、患部を実際に見ることができず、遠隔操作のようになるからだ。熟練の必要があるということもあまり説明されていないで簡単な施術のように言われている。

 いずれも、同意書を求めるわけだが、そんなもの見ても患者や家族にはなんのことかまるで分からない。病気に詳しい人なんていないのだから。となれば、同意書は訳の分からない言葉ばかり並べていないで死亡率や後遺症の発現率を書けば良いと思う。さらに、実現は無理だろうけど、「今まで10人手術して5人亡くなりました」の方がよっぽどよく分かる。カテーテルならカテーテルで冠動脈の内皮を破ったり傷つけたりするおそれがあると書けばよいのだ。まあ、そう書いてあっても受ける人は受けるだろうが、よく考える人はでるかもしれない。ありえないかな。

 もてはやされていた腹腔鏡手術が危険なことは今はかなり知られているようだ。昔人気のあったドクターKでは画期的な手術法ということになっていたが。

 胸を開かずに検査や手術ができるカテーテル検査や手術も、細い血管の中を鋭い針のようなものが通っていくわけで、それが血管を傷つける可能性があるわけだ。だから、安全などというものとはほど遠いものだ。途中の血管ならともかく、心臓の冠動脈を傷つけたり突き破ったら大変なことになる。同室の患者で冠動脈を突き破られた人は、私が入院中ICUから帰ってこなかった。

 冠動脈の内皮を傷つけるだけでも、重い心臓障害者になってしまう。自分ばかりか家族の人生も奪われてしまう。だが、そういう危険性は同意書には書かれていない。

 だから、慣れていても決して簡単な安全なものではなく、まして、地方都市の総合病院で未熟な若い医師が練習がてらやったこともない手術や検査をするというのは考えると恐ろしい話だ。若い医師がさらに若い医師と組んでやったこともない手術や検査を熟練した医師の指導もなく行う、それが当たり前に行われる病院もあるのだから、怖い話だ。さらに、外から見えないから隠蔽が簡単というのも怖い話だ。


#腹腔鏡手術の危険性  #カテーテル検査や手術の危険性  
#医療事故 #アセチルコリン負荷検査  #冠動脈の損傷
#医療ミスの隠蔽 #熟練の必要な腹腔鏡手術