パソコン画面に突然「汚染水」という文字が…  その2
 警察によると、9月9日午前11時頃、新潟県村上市に住む70代男性が自宅のパソコンでインターネットを閲覧していたところ、画面に突然「汚染水」という文字が表示されたという。男性がクリックしたところ「ウイルスに感染したため、サポートセンターに電話するように」などと表示されたということだ。サイトを見ていて、汚染水というボタンをクリックしたらその画面がでたということだろう。ボタンにはボタンの意味の文字や写真や絵があるが、本当にそれが表示されるかどうかは分からない。例えば、牛の字や写真や絵で、この詐欺の表示をさせることができるのだ。サイトの表示はそういうもので、別に特別なことではない。だが、そういう仕組みを知らない人は何か大変なことが起きたと思ってしまう。

 男性が“サポートセンター”を名乗る番号に電話を掛けると、カタコトの日本語を話す男が出て「あなたのパソコンはウイルスに感染していて修理が必要だ」などと話し、修理代金として電子マネーのプリペイドカード4万円分を購入するように指示したという。
 男性は自宅近くのコンビニエンスストアで4万円分の電子マネーカードを購入し、番号を伝えたところ、「お金が下ろせないので、新たに同額のカードを購入してほしい」などと指示されたことから不審に思い、詐欺被害に遭ったことに気づいたということだ。だませると思えば何らかの理由をつけて更に金を要求する。今の詐欺師はそうやって大金をだまし取る。
 

 

 

 


  健康を奪われた人間の苦悩は大きい。働けなくなるから生活が大変というだけでなく、誰もが当たり前にできることができないから悲惨だ。苦しいから何一つ楽しむことはできない。若いうちに心臓病にされた人などはまだこれからの人生だろうにスポーツを楽しんだり旅行を楽しんだり、そして恋をしたりなんて、全て不可能になる。健康を奪われることがどんなに恐ろしいことか考えれば医療ミスの怖さが分かるだろう。


 患者が死ななければ医療ミスは表面化しないことが多い。さらに、死んでもなかなか訴訟はできない。証拠があるか、証明してみろ!と主張されるからだ。証人になる人はまず見つからないし、証拠も見つけにくい。自分の立場を悪くしてまで患者のために証言する医療関係者はいないのだから。
 さらに、裁判では原則裁判官は医療側についてしまう。たいてい、医者側が勝つ。それが結局医療技術が進歩しない最大の理由だと思う。ミスをしても何の罪にも問われないからいろいろなことがいい加減だ。だから、病院でコロナの集団感染が発生したりする。

 問題は医療ミスをした医師だけではない。そういう医師を黙認し擁護までする関係者も同罪だろう。だが、自分の立場を悪くしてまで患者のために何かしようとする医療関係者はいない。ガラスの家に住んでいる人間は石を投げてはいけないという西洋のことわざ通りだ。

  生徒に問題が起きたときに、その原因が学校の不適切な扱いということをごまかすために家庭のせいだと言い張る担任。それを真に受けてしまう親もどうかと思うが悪いのはだます方だろう。投資詐欺で肩書きで信じてしまう人がいるが、本物でも信頼できないのに本物かどうかも分からない肩書きで信じてしまうなんてあまりに甘すぎると思う。


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