98万円送金し、通帳記帳後に詐欺被害気付く 神戸・東灘の80代女性、医療費還付金名目で  その1
   3日午後5時50分ごろ、神戸市東灘区の無職女性(84)が「詐欺にあったかもしれない。お金をだまし取られた」と110番したという。女性は自宅に電話をかけてきた何者かに指示され、約98万円を送金してしまったといい、兵庫県警東灘署は電子計算機使用詐欺事件とみて調べているという。98万円なんて大金をだまし取られたら本当にショックだと思う。わずかに安いものを目当てに店を選んだり、ほしいものがあっても高いからとあきらめながら生きているのに98万円もだましとられるなんて、ショックで病気にならなければいいなと思う。
 同署によると、同日午後3時20分ごろ、女性宅に、区役所職員を名乗る男から「医療費の還付金がある。ATMで手続きができる」と電話があったという。女性は指示通りに自宅近くのATMを操作したところ、何者かの口座に約98万円を送金していたという。その後、女性は通帳に記帳し、残額を見て被害に気付いたという。医療費の還付金手続きは役所との関係であり、銀行とは関係ない。銀行のATMで手続きができるはずがない。手続きが終わっていて、もう、自分の通帳に金がおりていれば、キャッシュカードでATMで下ろすことはできる。でも、手続きはできない。
  それに、医療費の還付なんて、まず、ない。

 

 

 安全でないものを安全といったら詐欺になるのではないだろうか。それは、特殊詐欺より悪質な詐欺だろう。

 その一つに、腹腔鏡手術やカテーテル検査や手術がある。どちらも、先進的な手術の方法で画期的なものとされていることだ。

 大きく体を切り開く外科手術と違って体に負担が少なくて、費用も安く、危険性も少ない、、、そういうことを自慢にしている。

 だが、ドクターXが外科手術の方が安全と主張するように、それらはどうも怪しげだ。どちらも、患部を実際に見ることができず、遠隔操作のようになるからだ。熟練の必要があるということもあまり説明されていないで簡単な施術のように言われている。

 いずれも、同意書を求めるわけだが、そんなもの見ても患者や家族にはなんのことかまるで分からない。病気に詳しい人なんていないのだから。となれば、同意書は訳の分からない言葉ばかり並べていないで死亡率や後遺症の発現率を書けば良いと思う。さらに、実現は無理だろうけど、「今まで10人手術して5人亡くなりました」の方がよっぽどよく分かる。カテーテルならカテーテルで冠動脈の内皮を破ったり傷つけたりするおそれがあると書けばよいのだ。まあ、そう書いてあっても受ける人は受けるだろうが、よく考える人はでるかもしれない。ありえないかな。

 もてはやされていた腹腔鏡手術が危険なことは今はかなり知られているようだ。昔人気のあったドクターKでは画期的な手術法ということになっていたが。

 胸を開かずに検査や手術ができるカテーテル検査や手術も、細い血管の中を鋭い針のようなものが通っていくわけで、それが血管を傷つける可能性があるわけだ。だから、安全などというものとはほど遠いものだ。途中の血管ならともかく、心臓の冠動脈を傷つけたり突き破ったら大変なことになる。同室の患者で冠動脈を突き破られた人は、私が入院中ICUから帰ってこなかった。

 冠動脈の内皮を傷つけるだけでも、重い心臓障害者になってしまう。自分ばかりか家族の人生も奪われてしまう。だが、そういう危険性は同意書には書かれていない。

 だから、慣れていても決して簡単な安全なものではなく、まして、地方都市の総合病院で未熟な若い医師が練習がてらやったこともない手術や検査をするというのは考えると恐ろしい話だ。若い医師がさらに若い医師と組んでやったこともない手術や検査を熟練した医師の指導もなく行う、それが当たり前に行われる病院もあるのだから、怖い話だ。さらに、外から見えないから隠蔽が簡単というのも怖い話だ。


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