サポート詐欺で276万円だましとられる その2
インターネットでいろいろサイトを見ていると、いろんなサイトでクリックすることになる。クリックして、動画を見たり写真を見たり、言葉を調べたりするから、当然の行為だ。だが、クリックするときのアイコンあるいはバナーの表示は、正しいとは限らない。そのサイトをつくった人間がどうにでもなるのだ。
例えば、「アジサイ」というアイコンをつくっておいて、それをクリックすると、パソコン全体を赤くし、警報音を鳴らし、電話番号を表示するようにしておくことができるわけだ。だから、ぱそこんに何か起きたわけではなく、単に、クリックした結果、それにあって動作をパソコンがしているにすぎない。
「マラソン」というアイコンをクリックしたら、選手が走っている動画が流れるのと全く同じことで、なんの心配もない。ただし、当然、普通に動画を見ているときと違って、全画面にしてマウス操作を受け付けないようにしてあるので、マウスだけでパソコンを操作している人はあわてふためき対応に困ってしまうわけだ。
だが、これは、パソコンがおかしくなってしまってどうしようもないときと同じなので、キーボードでの対処法がそのまま使える。私のパソコンの説明書にはそれが書いてあるけどなあ。
この程度のことも説明書に書いてないなんてどうかしていると思う。さらに言えば、最悪の場合、電源キーの長押しで強制終了という方法もある。この強制終了は、保存していないものが消えてしまうので、ワープロで文書を作成していたなんて場合は保存する前のものは全て消えてしまう。だが、こういうことになる場合は、文書作成などをしているのでなく、インターネット閲覧をしているだけだろうから、問題ないと思う。少なくても、詐欺師に大金をだまし取られるよりいいだろう。文書なんてまた打てばいいんだし。
安全でないものを安全といったら詐欺になるのではないだろうか。それは、特殊詐欺より悪質な詐欺だろう。
その一つに、腹腔鏡手術やカテーテル検査や手術がある。どちらも、先進的な手術の方法で画期的なものとされていることだ。
大きく体を切り開く外科手術と違って体に負担が少なくて、費用も安く、危険性も少ない、、、そういうことを自慢にしている。
だが、ドクターXが外科手術の方が安全と主張するように、それらはどうも怪しげだ。どちらも、患部を実際に見ることができず、遠隔操作のようになるからだ。熟練の必要があるということもあまり説明されていないで簡単な施術のように言われている。
いずれも、同意書を求めるわけだが、そんなもの見ても患者や家族にはなんのことかまるで分からない。病気に詳しい人なんていないのだから。となれば、同意書は訳の分からない言葉ばかり並べていないで死亡率や後遺症の発現率を書けば良いと思う。さらに、実現は無理だろうけど、「今まで10人手術して5人亡くなりました」の方がよっぽどよく分かる。カテーテルならカテーテルでない火を破ったり傷つけたりするおそれがあると書けばよいのだ。まあ、そう書いてあっても受ける人は受けるだろうが、よく考える人は多いだろう。
もてはやされていた腹腔鏡手術が危険なことは今はかなり知られているようだ。昔人気のあったドクターKでは画期的な手術法ということになっていたが。
胸を開かずに検査や手術ができるカテーテル検査や手術も、細い血管の中を鋭い針のようなものが通っていくわけで、それが血管を傷つける可能性があるわけだ。安全などというものとはほど遠いものだ。途中の血管ならともかく、心臓の冠動脈を傷つけたり突き破ったら大変なことになる。同室の患者で冠動脈を突き破られた人は、私が入院中ICUから帰ってこなかった。
冠動脈の内皮を傷つけるだけでも、重い心臓障害者になってしまう。自分ばかりか家族の人生も奪われてしまう。だが、そういう危険性は同意書には書かれていない。
だから、慣れていても決して簡単な安全なものではなく、まして、地方都市の総合病院で未熟な若い医師が練習がてらやったこともない手術や検査をするというのは考えると恐ろしい話だ。若い医師がさらに若い医師と組んでやったこともない手術や検査を熟練した医師の指導もなく行う、それが当たり前に行われる病院もあるのだから、怖い話だ。さらに、外から見えないから隠蔽が簡単というのも怖い話だ。
#腹腔鏡手術の危険性 #カテーテル検査や手術の危険性
#医療事故 #アセチルコリン負荷検査 #冠動脈の損傷
#医療ミスの隠蔽