西福寺の念仏講と六地蔵(千葉県佐倉市坂戸)No1934 | 房総ENJOY-LIFE、

西福寺の念仏講と六地蔵(千葉県佐倉市坂戸)No1934

No1934


それはチョット前の7月15日の事でした!


国道51号線、千葉県佐倉市神門方面から 

川村美術館を目指して走っていると


国道は随分と混んでいて、裏道を通ってみました!


するとヤマユリがいっぱい咲いたお寺があったのです!(ノ゚0゚)ノ~



あまりにも綺麗に咲いていたので車から降りて妻と二人で見てしまいました!
(ノ*0*)ノ
今年はユリの花は当たり年なのでしょうか?
あちらこちらでいっぱい見かけます!





すると、これはこのお寺の鐘楼堂ですよね!?

なんと!

釣鐘がありませんでした!

これは太平洋戦争中に発令された金属類回収令で提供されたままなのでしょうか?

あれから76年も経ってますが
未だに釣鐘が無いと言う事はちょっと淋しいですね!

そして、境内を覗いて見ると、(☉。☉)

今度はやたらに大きな銀杏の木がありました!


どれ位大きいのか私が側に立って
妻に写真を撮ってもらいましたが

どんだけ大きな銀杏の木なのか、わかって貰えると思います!


この大銀杏、樹高23㍍ 幹周7.4㍍、
樹齢約800年なのだそうです!✧(>o<)ノ✧

平成15年開催の第54回全国植樹祭記念事業
『千葉ふれあい緑100選』の一つに選定されました!

佐倉市で選ばれたのはこの坂戸にある大銀杏だけなのだそうです!( ◜‿◝ )♡


このお寺は浄土宗、西福寺!

…あれ?

普通 ○○山○○寺とか言いますが
山号は無いのでしょうか?(゜o゜;



このお寺では檀家の人達により男組と女組からなる念仏講が作られていて

主に念仏講は女組によって伝承され

その由来は応安年間(1368年〜1370年)
良栄上人、千葉定胤により開基した際

鹿嶋明神に参籠し、37日を断食した満願の夜、冠をいただき

白裝束を着し、鐘鼓を鳴らして踊念仏をすべしと言う、
夢の御告げを受けた事に伝わるそうで

毎月(12月を除く)9日の月並念仏の他 
18日観音講 春秋の彼岸 4月15日の開山忌、お盆、11月14日15日に行われるそうです!

(坂戸の念仏講、写真はお借りしました!)
m(_ _)m

これらの日には坂戸地区の年配の女性達が西福寺に集まり
阿弥陀来迎図、阿弥陀三尊図の掛軸の前で念仏を唱えるそうで

特に33年に1回のお十夜は『大十夜』と称し

檀徒、檀家総代も加わって、万灯を先頭に200人の人達が行列を行い

1㌔程西にある念仏塚まで行って、そこで
念仏踊を踊るのだそうです!(ノ*0*)ノ


(大十夜の踊り念仏、写真はお借りしました!)
m(_ _)m

この『坂戸の念仏踊』は県指定無形民俗文化財に指定されているそうです!

そして本堂横には六地蔵がありました!


六地蔵と言えば全国各地にある地名ですが
千葉県では長生郡長柄町に六地蔵と言う地名がありますね!

六地蔵と呼ばれる石仏の『六』と言うのには
意味があるそうです!(・o・;) 

それは『六道』と言って

『これはあの世へと旅立つ方を六地蔵の御加護によって守って貰おうと言う信仰なのだそうです!』( T_T)\(^-^ )

六道とは人間を含めたすべての生物が生前の
行いに応じて、

死後に行き着くと考えられた六つの世界の事で

一つ、地獄 二つ、飢餓道 三つ、畜生道 
四つ、修羅道 五つ、人間道 六つ、天道…といいます!m(_ _)m

六地蔵は必ずしも六体地蔵として作られているのではなく
六角柱の各面に浮彫にしたものもあるそうです!

『こちらのお地蔵様は千葉県長生郡睦沢町下之郷、玉明山 弘行寺(長生不動尊)にある六地蔵です!』

通りすがりにヤマユリの花に誘われ、
訪ねたこの西福寺!

お参りをした時は六地蔵の言われも知らぬまま手を合わせて来ましたが

調べて行く内に思ったのですが
あの時本当は 
あの、御地蔵様に呼び寄せられたのかもしれませんね!(☉。☉)!


お参りして行けと!

六地蔵様、ありがとうございました!
m(_ _)m

御案内
千葉県佐倉市坂戸1090
浄土宗 西福寺

お付き合いいただき誠にありがとうございました!m(_ _)m