光徳寺(市東城跡)市原市中野No. 1246 | 房総ENJOY-LIFE、

光徳寺(市東城跡)市原市中野No. 1246

No. 1246
阿羅漢の凄さに驚いた市原市中野にある
光徳寺

ここは元は市東城と言う城があったと言われていて

山号は『経王山』といい
日蓮宗中本山で、寛正元年(1460年)7月に創建されたと言われています

時は室町時代、八代将軍足利義政の時代です!



開基は岩富、原氏2代の『原信濃守』

兄の岩富城主(現、千葉県佐倉市岩富)
原左衛門尉の外護を受けて建立

開山は本土寺(松戸市)9世妙高院の
『日意上人』だそうです!

※岩富城は房総ENJOY- LIEY  No204でブログにしてあります!m(__)m

『日蓮聖人像と日意上人像』

中門に檀林の文字があったと言う事は
江戸の時代の御坊さん達は、この寺で修行したのでしょうね!

元々、この地は平将門伝説が残っており

市原市奈良にある奈良の大仏(釈迦如来像)

将門が東大寺を真似てここに都を造ろうとしたと言う伝説があります!

そして室町時代になると原信濃守の城と迄の規模はいかないが

市東城があった?…と言われる所で

お寺の至る所に今も土塁で囲まれた跡が残っています!

本堂の前まで来て見上げると龍の彫刻がありましたが

この彫刻、龍を正面から彫られているのは初めて見ました!



今まで見てきた龍の彫刻は横を向いた龍が殆んどでした!

この龍は正面を向いて左手に宝玉を握っています!驚きました。

本殿も凄く豪華な飾りと色でした!

そして
この光徳寺の境内にあった石碑なんですが

これは『熊本城主  加藤清正の手形』と私には読めたのですが

文字が霞んでしまっています

住職の話を聞いてみると、加藤清正は日蓮宗を深く新興していて

江戸での戦いに関東へ出向いた際
この光徳寺に寄ったと言うのです!

一国の大名がこの寺を訪れると言う事は
当時にすれば一代イベントだったのでは!

…と住職は話してくれました!

その記念の石碑だそうです!

阿羅漢があり日蓮聖人と日意上人の像があり
日蓮宗の聖域と思わせる、そして歴史を感じさせる経王山、光徳寺でした!

お付き合い誠にありがとうございました!
m(__)m