『ひそねとまそたん』全12話
ありがとうございました。


いやぁ…



はじまって、あっという間に最終回をむかえました。




このブログを最初の頃から読んでくれてる、Twitterとかで私を知ってくれていた方、



キャスト発表をみて、びっくりしたでしょう?




いやいやぁ…私が一番驚いたよ。





もちろん、今まで関わらせて頂いた作品もとてもとても大事で、大切で。


収録の思い出はすべてのキャラクターにあります。


それだけは伝わっていると嬉しいな。






正直、ひそまそのオーディションを受けた時は、自信なんて全然なくて。




ただただ必死で。




合格の電話が来た時、最初よくわからなくて、



え、誰がですか…って言ってた。



すごい「河瀬さん落ち着いて、落ち着いて聞いてね」って言われてた。





こういう瞬間って泣くと思ってたけど私は相変わらずお腹を壊して実感しました。
喜怒哀楽にお腹がついていけない。





収録まで少し時間があいていて、その間もずーっとひそまそのこと、絵瑠のことばかり考えていましたし、



オリジナル作品だからどんな話になるのかもわからなくて。



わくわくと、

アニメで初のレギュラーっていう不安がぐるぐるしてた。




そしてはじまったひそねとまそたんの収録。




絵瑠たちは4話からの登場でしたが、1話から見学で参加させていただいて。





1話から本当にすごくて。皆さんのお芝居は全部全部勉強になって。



吸収して吸収して、そして迎えた4話。





総監督の樋口さん、小林監督、山田音響監督とたくさん相談して、


先輩達にアドバイスを頂いて。支えられ。



星野絵瑠はF-2と岐阜に降り立ちました。




絵瑠は、努力して努力して、沢山夢のために頑張ってきた。
でも、想い描き願ってきた道とは違って、上手くいかなくて、それでもきっともっと頑張れば…ってずっと努力してきた。



私には、絵瑠の頑張りを届ける使命がある。



絵瑠が積み上げてきたもの。願い。想い。




絵瑠はどんな声でどんな風に話すんだろう。
ずっとずっと考えて。




台本を頂いて、話数ごと、セリフごとに少しずつわかっていく絵瑠のこと。




私は単純馬鹿なので、絵瑠って体力も筋肉すごそう…ってジムに入って、
ランニングマシンのシーンの前はひたすら走った。




人生初めてのレコーディングがフランス語で、
レコーディング当日にお気に入りの指輪は折れるし、スマホで仮歌が再生できなくなる謎現象起きてパニックになりました。







絵瑠と一緒に

憧れて
怒って
悔しくなって
泣いて
想いを知って
恋を知って
傷付いて

Dパイになれた



6話の台本を受け取ったとき、事務所でちょっと読んでいこーっと思ったら、



絵瑠の言葉、ノーマの想いがバーーっと押し寄せてくるもんだから(そこでノーマという名前も知った)



「えっどうしたんですか!?」って通りかかったマネージャーさんにひかれるくらい号泣してた。





そのあとも、次の予定まで歩きながら泣いてた。本当人って水分で出来てんのなって思うくらい涙出た。




あと財投さんにアレ言われたときは、言った理由もわかってるけど本気で腹が立ったし悔しかったし悲しかった。



絵瑠を認めてくれたあの言葉は嘘だったのかーー!!って激オコでした。へへ。


台本を読んだ時は保護者目線でした。

でも収録のときは本当に失恋をした気持ちでした。




最終回を収録したのはもう随分前になりますが、まだまだずっと収録がある気がしてて。




最終回の放送もおわったけど木曜日が来るたび、ひそまそがある気がして。





最終回の時、麿里さんに「絵瑠ちゃん(私)は、絵瑠に似てるねぇ」って言われて

「えへへ〜見た目は髪型とかでよく言われますねぇ」なんて笑ってたら



「ううん。似てるよ」って言ってくださって。



絵瑠は私で。


私は絵瑠で。



なんて、そんな贅沢なこと言ったら怒られるかもしれないけど、





絵瑠でいることができて、本当に幸せでした。




悩んで迷って悔しくて自信もなにもなくなって、それでも台本を受け取ることが、収録で皆さんとお芝居するのが楽しみで。
マイクの前に立ち続けたいと改めて思えた。




絵瑠を知れること、絵瑠になれる瞬間が、

ただ楽しかった。




絵瑠、出会ってくれてありがとう。



ノーマ、大好きだよ。




星野絵瑠の声として



絵瑠とノーマとDパイのみんなと空を飛べて



たくさんの素敵な方々と出会えて。お仕事ができて。



そして沢山の方に「ひそねとまそたん」を知ってもらえて、楽しんでいただけて。



幸せです。



この作品で学んだこと、経験したことを大切に。



これからも声優として、人として、努力を続けて生きていきます。




応援してくれたみんな、本当にありがとう。




これからも、ずっと、前を見て。



たのしいほうへ。進んでいきたいです。






河瀬茉希

ちゃんまき。