軽費と付いている通り、少ない自己負担で入居できます。


入居資格は、60歳以上(夫婦であればどちらかが60歳以上)の身寄りがないか家族との同居が困難な人で、自立した人が対象になります。

軽費老人ホームには以下の3形態があります。

①食事付きのA型
A型は、身寄りのない人、家庭の事情によって家族との同居が困難な人が助成を受け定額料金で入居できる施設です。

A型は所得制限あります(月収34万円以下)。

②食事なしで自炊のB型
B型は家庭環境や住宅事情によって自宅生活が困難な人が利用できます。

B型は自炊できる健康状態であることが必要です。

③ケアハウス(C型ともいいます)
高齢者向けマンションといえます。

自治体や社会福祉法人などの運営がほとんどですが、民間企業による運営も年々増加傾向にあります。

ケアハウスの多くはバリアフリー仕様で、個室がほとんどです。
所得によって負担も小さくなることから人気があります。

元来は自立した高齢者向けでしたが、特定施設の指定を受けているケアハウスも増加しています。

入居資格は、60歳以上です(夫婦であればどちらかが60歳以上)。

介護や認知症のケアまでは必要ないですが、身体の衰えや家庭の事情などで自宅生活が困難な人が主に入居しています。
75歳以上の高齢者が多いです。



(1)入居条件
入所対象者は、60歳以上の単身者または、夫婦のどちらか一方が60歳以上であることが前提です。

身寄りがない、家族との同居が困難で、独立して生活するには不安が認められるものが対象となります。

その他、伝染病などの疾患がなく、共同生活に適応ができる、身元保証人がいるなど、ホームによって条件がさまざまです。



(2)費用・料金
入居にかかる費用は、家賃・食費・光熱費、その他日常生活にかかる雑費などが必要となります。

また、負担すべき額は、本人や扶養義務のある家族の世帯収入・課税状況の他、介護事業者、介護度によって異なります。

A型・B型の施設には、月収34万円以上の所得がある方は原則対象外となる所得制限があります。