会議室に戻ると全員が深刻そうな顔をしていた。
「記憶喪失・・・か。」

会議室の奥にいる、初老の男性が言う。

「とりあえず、今日今日の会議は解散とする。明日またレバーについて話そう。」

エルトはそう言い、会議室を出る。

 

結局、翌日の会議でも有効な対策は見つからず、かといって無視し続けることもできないので、カイトにはこのことを伝えずにプロジェクトを進めることとなった。

特にプロジェクトは支障なく進んだ。

カイトはプロジェクトの途中で、最後の住人が使っていたであろう建物を見つけた。

それからは、そこを基点にプロジェクトを進めていた。

そんなある日、医療チームからカイトの体調に関する報告がされた。

医療チームが言うには、カイトはおそらくここに返ってくる途中で死んでしまう。

更に、カイトの体は放射の影響でかなり変わっており、あの星で生活ができる可能性が高いというのだ。

何回もの会議をした結果、現状を全てカイトに伝え、そこで暮らすか問うことになった。

カイトは即決だった・

「帰ります。」

皆が引き留めたが、カイトは

「自分は宇宙飛行士である前に軍人だ。帰りたい。」

そう言い帰らぬ人となってしまった。

 

*これはフィクションです。

 

 最終話です。

 ほとんどの人が気づいていると思いますが、かなり強引に終わらせています。

 想定外の変更(本当はカイト視点はない予定だった。)と、長期化が原因で、今の実力では、手に負えないような作品になってしまっていました。
 youtubeや、賞への応募等は全く関係ありません。書き始め時点でのミスです。

 テキトウな終わらせ方をして申し訳ありません。次作からはもう少し計画的に書いて行こうと思います。

 引き続き応援して頂けると嬉しいです。

 次作の投稿は、4日後までにはする予定です(書きダメをするために少し時間をください)。