このあとがきには、「一人旅」のネタバレを含みます。
読み終わった方orネタバレ全然OKな人は下へスクロール‼
あらすじというか、なんというか。
この話、私が初めて描く話なんですよね。何で多分『いまいち世界観だったり話が頭に入ってきてねー』って人が多いと思うんですよね。なので、どんな話か簡単に説明しますね。
『全部分かったZE』っていう天才の方は飛ばしてください。
まず世界観は、「戦争により荒廃した世界」です。
登場人物は、コマ―、男、それからおじさんの三人です。話は人類最後の生き残り、コマ―を中心に話が進んで行きます。
ここからは時系列順に、
- コマ―がおじさんを殺す。
- 1が原因で、引きこもっていたコマ―と男が出会う。
- コマ―が立ち直り、旅に出る。
- コマ―に男が見えなくなる。
- コマ―が男を見つけ出し、撃ち殺す。
- コマ―も死ぬ。
こんな感じです。
書いてて「こんなん書いても結局分からないんじゃね。」と薄々気づいてるんですけど、一応書いときます。
この話ができた理由、というかなんというか。
この話もともと全然違う話で、地球の陸地が半分怪物に占拠された世界で、唯一対抗できるヒーローと、対抗はできないけど、耐性のある助手の話だったんです。
これもそんな明るい話ではなくて、結末は、人類を守るという重圧に耐えきれなかった、粉々になったヒーローが助手を殺し、そして自分も…という話だったんですよ。
その結末と、途中で書く予定だったヒーローと師匠的な人との別れ。をこねくり回したのが、この話です。
いつも書いてる、一言コメント欄的なところに、「コマ―がおじさんを殺してしまうシーンと、結末が書きたくて書き始めた」的なこと書いたんですけど、これが上の2つのシーンと繋がるんですよね。
まあ、話の主軸というか、今回の題材というかはほぼ同じなので、もし元々の話を書いてても内容は大して変わらなかったような気がします。ちょっと、中二病っぽくなる位。
今回の題材というか、なんというか。
今回の題材は2つあって1つは、「望まずして孤独になった人間」です。かっこつけて言いましたが、要するに「一人は嫌だよね~」って話です。
もう一つは一人旅の続きというか、同じ世界線の話のネタバレになりかねないんで、今は秘密です。その続きの話も書き終わったら、またあとがきで書きます。
そのあとがきは、問題なくいけば2、3ヶ月後に投稿されるはず。。。
作者的に好きなシーン三選というか、なんというか。
「そんなん知るかボケ!」って人は飛ばしてください。
三位:コマ―が死ぬ寸前
結構暗い話なので、バッドエンドに見えますが(実際人類滅亡してるし)、最後に「楽しかった。」と言ったのならコマ―の人生は、ハッピーエンドだったと思ってます。
二位:コマ―が男を見失ってすぐ、星空を眺めているシーン
このシーンは元々予定していなかったんですけど、コマ―が意識を取り戻し、男を探すまでのつなぎのシーンと、『荒廃して人類が居なくなった』という演出が少なかったので、この二つを兼ねて作ったシーンなんです。
点在する人工の光で隠れていた無数の自然の光。
管理する人間がいなくなり、ただ落ちて燃えることしかできなくなった人工衛星の群れ。
この二つの対比の文が好きです。
一位:コマ―がおじさんを殺してしまうシーン
ここは単純に感情移入がすごかったことと、最初から書くことを予定していたので、それが書けたという達成感がまじりあって好きです。
最後に
長文読んでいただき、ありがとうございます。
一人旅は、初めて書き切った小説で、句読点が少なかったり、最後はネタが切れで、駆け足気味になったりと、ダメなところを上げ始めるときりがないんですが、それを次の『男の話』や、それ以降の話にも生かして、もっといい話を、良い文で書けるように頑張っています。
引き続き読んで頂けると嬉しいです。