前日の実戦次の一手の答えと解説

この局面、糸谷8段は8八玉と指した。

しかしこの手は、思わぬ悪手だった....

なぜかというと、この手を指すと

8六歩同歩同角8七歩6八角成同金に2七銀!と打ち込む手が生じたからだ。

よってこの時に、飛車の捕獲を防ぎつつ、

なおかつ後で有効になってくる手を探す必要がある。

答えの前に、少し考えてみてください。

 

 

答えは↓

 

 

 

 ____1六歩_____

 

 

この手は、将棋AIが最善手とみたものであり、とても有効な手である。

前述したとおり、この手は相手の玉側の端歩を突いており、必ず活きてくるのだ。

もちろん2七銀には1七飛車。

この手は相当見えにくかったと思います。なにしろ序盤ですから。

この局面の後、糸谷八段は評価値がー1500付近になりながらも、

得意の怪力で逆転勝利を収めました。

近いうちに次回もまた実戦次の一手or実戦詰将棋をやっていきたいと思います。

要望等がありましたらコメント欄にお寄せください。  それでは、またお会いしましょう!