このblogはコロナ以前の過去のお話がほとんどで、後から思い出して書いたりしているので時系列もメチャクチャです
読みにくくて申し訳ありません
コメントやメッセージにはできる限り返信していますが、力尽きてできない場合もありますのでご了承ください
とても美味しいチーズケーキに舌鼓を打ったところで、義母が嬉しそうに出してきたのは、いつものお手製ビニール袋入りの漬物と干し野菜でした
大根やにんじんやれんこんを干した物がグラニュー糖にまみれ、それもビニール袋に入ったまま漬物と一緒にテーブルに広げられました
あまりに不味そうで言葉もなく固まっていると、義父が
「そんな物を持ってきたのか?!」
「私達もいい年だからねぇ〜野菜をそのまま干したら固くて食べにくいだろうから、少し煮て、固くなり過ぎない程度に干したのよ」
「この一手間が大事なのよ〜」
*これ義母がよく言う台詞
その場にはひろしさん(義父の兄弟)ご夫婦とその息子さんご家族も来ていて、義母は自慢の手料理を大勢に食べてもらえる事が嬉しくて仕方ない様子
「わざわざありがとうございます」
とりあえずみんな漬物は口に運ぶものの、干し野菜にはなかなか手が出ない
そりゃそうだ
それを遠慮と捉えた義母は、持参した割り箸で勝手にみんなのチーズケーキが乗っていたお皿に配り始めました
そこでとうとうこうじ(夫:仮名)が
「お袋いいから!
子供じゃないんだから、取り分けなくていいんだよ箸だけ置けば、食べたい人が取るだろ」
うん、そんな人いないよね
するとすかさずひろしさんの奥様がニコニコしながら
「あ!そうそう!ゆうちゃん(子供:仮名)に良い物があるのよ〜
あっちに行って一緒に見てくれる?
○○さん(義母)も一緒に孫達を遊ばせましょうよ」
そう言いながら、隣の琉球畳が敷かれたお洒落な和室に呼ばれましたが、さらりとその場から義母を離れさせた奥様に感心してしまいました
本当にうちのバ○な義母がすみません
ゆうを連れて和室に行き、ひろしさんのお孫さんと遊ばせてみる事にしました
因みにひろしさんのお孫さんはゆうより1歳年上で、性別は一緒
「大した物じゃないんだけど、ゆうちゃんが来たら一緒に遊べるかなと思って用意しておいたの」
そう言いながらひろしさんの奥様が出してくれたのは、アンパンマンや動物のシールブックでした
ゆうはまだ上手くシールを剥がす事はできませんでしたが、大好きなキャラクターに大喜びの子供達を微笑ましく見ていると
「私もねぇ〜孫達が仲良く遊べるように、遊び道具を持ってきたのよ〜」
と言いながら義母が出してきた物に、私は更にいたたまれなくなったのです
つづく