このblogはコロナ以前の過去のお話がほとんどで、後から思い出して書いたりしているので時系列もメチャクチャです
読みにくくて申し訳ありません
コメントやメッセージにはできる限り返信していますが、力尽きてできない場合もありますのでご了承ください
雑草生い茂る、とても綺麗にしているとは言えない庭に珍しい野草を植え、そのお披露目会を始めた義母
おそらく前もって声をかけたというより、たまたま道で立ち話をしていた人達に声をかけて招いた様子でしたが、それにしてもこのジャングルによく人を招いたなーっ
最初こそお喋りしながら入ってきたご近所さん達でしたが、庭を見るなり無言になり、庭の荒れ具合に驚きつつも義母に気を遣っているのが伺えました
「あ、あら〜この花の品種にしては珍しい色ですね」
「そうね〜これは探すの大変だったでしょ?私も見た事ないもの。可愛いわね〜」
「大切に育てればどんどん増えていくと思うから、手入れをするのが楽しみね!とても綺麗だわ〜」
等と口々に褒めてもらい義母は終始ご機嫌で、もう笑いが止まらないという感じ
すると突然
「う〜ん、○○さん(義母)、これは持って来ない方が良かったと思いますよ〜」
窓は少し開いていたもののカーテンは閉めていた私でしたが、思わずわカーテンの隙間から覗くと、そこにはこの方
以前この方の、庭園のような素晴らしいお庭に勝手に入ったものの、丁寧に案内をしてお土産までくださった、ご近所のご主人が言ってきたのです
このご主人、眉間に皺を寄せながら
「これはとても珍しい物だから、持って帰って来たい気持ちは分かりますよ?
でもね、たぶんここ(荒れ庭)では育たない。」
「私も植木や草花が好きだからいろいろ植えて楽しんでいるけど、山の物は山に居た方がいいんですよ。」
他の皆さんの前で指摘された義母は、とてもバツが悪そうな様子で
「えへへへへへへへそうなんですけどねぇ〜皆さんに分けてあげたくて」
「いや、今は店でいろんなのが買えるから、皆さんそれで十分でしょう。」
「とにかく、むやみに採ってくるのはやめた方がいいですね!」
怒った様子ではありませんでしたが、このご主人は毅然としたものの言い方でそれだけ言うと、挨拶をして出て行かれました
義母はとても気まずそうに、残ったご近所さん達と言葉を交わした後、直ぐに解散になったようです
その後の義母は、山からの採取を完全にやめたのかは分かりませんが、以前のようにやたらに採って来てはいないようです
あんなジャングルの庭に、庭園のような庭を持っている人をよく案内できたな………
もしかして、自分の方がより珍しい植物を持っていると自慢しようとした?
何にせよ、自分で楽しむというより自慢目的の採取でしたが、ご近所の方に皆さんの前で注意された事が堪えたみたいです
心の中でこのご主人に盛大な拍手を送りました