昨夜津川雅彦さんの訃報が飛び込んで来た。
奥様の朝丘雪路さんが亡くなられてからまだ三カ月あまり、追うようであまりにも早すぎます。
津川さんとは
1981年にTBSドラマ『野々村病院物語』で共演。
1982年『野々村病院物語part II』で再び共演して以降
1985年ニューヨークでミュージカルの勉強中に交差点で偶然遭遇し、何をやってるんだと聞かれ「一人で勉強に来てます」と答え、それがきっかけになり1986年に津川雅彦さん演出、奥様の朝丘雪路さん主演の舞台のオファーがあり二作出演した。その後、当時津川さんの事務所に所属していた友人、故 沖田浩之とロンドンに演劇鑑賞に行った際もイギリスの城を買いに来た津川さんと待ち合わせ世話になった。
津川さんから学んだことは沢山あった。役者とはと語り始める津川さんが好きだった。そしてあのご夫婦の姿に憧れた。津川さんは「ゆきえ」と呼び朝丘雪路さんは「雅彦さん」と呼び合う姿、そしてインターナショナルスクールに通う娘さんの真由子ちゃんからは「麻世兄ちゃん」と呼ばれ、英語を教えて貰ったりと、二十歳過ぎの俺の目から理想的な家族に見えた。
そう津川さんがおっしゃった『役者とは…』その言葉を今でも忘れずに毎日舞台に立っております。
まだまだ学びたいことが沢山ありました。
どうぞ安らかにお眠り下さい。
ゆきえさんにもよろしくお伝えください。