昔と比べ保育職を目指す方の就職活動開始時期も年々早くなってきていますが、秋に入り保育の養成校へ進学する為に猛勉強している高校生の方もいるでしょう。今回は、こういった保育職を目指す方へ向けて書こうと思います。最後まで読んでいただければ幸いです。
以前、あるテレビのコメンテーターが「子育てをしている親は保育士である。」といった旨の発言をされているのを聞きました。私はとても不愉快な気持ちになったのですが、育児を保育と同様にとらえてよいのか、そもそも保育士の仕事とはいったいどういったものなのかといった疑問をあらためて自問自答する良いきっかけにもなりました。
保育室の中に大人が入っていれば素人目には誰でも保育のプロのように見えてしまうのかもしれません。ですから冒頭のコメンテーターのような発言が出るのかもしれませんが、もしそれが事実でしたら保育士資格や幼稚園教諭免許とは何なのでしょう。がんばって養成校で勉強する必要性そのものがないようにも思われてしまいます。
では、保育におけるプロとアマの境目はどこにあるのでしょう?
私は長年保育の現場に携わり養成校の教壇にも立った両方の立場から確実に言えるのですが保育士とは医学、薬学、教育学、心理学、社会学、法学などに精通していなくてはなりません。こういった内容を養成校で学ぶのですが、では資格免許の保有者が全てプロなのでしょうか。これも疑問です。まれに無免許医師が逮捕される事件がありますが、患者から見てその無免許医師は医師で無いと言いきれるのでしょうか。無免許医療は犯罪ですので肯定する気は毛頭無いのですがこれも疑問です。
私の考える保育のプロの定義とは、
です。これが保育のプロの根幹的定義となります。
特に子どもに携わる仕事において重要になる言葉があります。
「知識より知恵、技術より能力」です。少し難しく思うかもしれませんが、「知識を使用するのが知恵、技術を使用するのが能力」と考えてください。この言葉は、今後このブログでたびたび出てくると思います。
その一例ですが、私の母親が若い頃盲腸炎になった時、祖母はハコベを取ってきて料理してくれたそうです。なんでもハコベは盲腸炎の痛みを和らげる効果があるといった民間療法が元になっているのだそうですが、効果のほどは別としてここに知恵があります。つまり、ハコベは盲腸炎に効果があるということを知っているのは知恵で、野原へ行き数ある野草の中からハコベを摘み、料理ができて初めて知恵となります。
同じく、養成校で教えてもらうことの多くは技術です。これを自在に使えて初めてその人の能力となります。私独自の保育方法論はここには書きませんが、これから保育職に付く人も養成校に入学する人も「知識より知恵、技術より能力」という言葉を覚えておいて頂いてよりすばらしい本物のプロになれるように頑張ってください。
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