アーシングってそもそも 必要なのか?


アーシングはバッテリーのマイナスと 各電気部品を繋いで マイナスの抵抗値を下げてあげる事が目的


本来は 古い車両は腐食や劣化により 抵抗値が上がってしまうのでその解消や

わずかな通電ロスを無くす時にアーシングをするんです


なので以前 古い車にアーシングをする際 ヘッドライトの明るさをテスターで測り

施行前と 施行後で明るさを比較したら 目で見て分かる程明るくなりました


これは ライトからバッテリーのマイナスまでの抵抗値が下がった為

抵抗値が高いと言う事は それだけ無駄な電気をライトとバッテリーの間で消費している事になるからです


年式の古い車両は ヘッドライトが明るくなるんですが

バイクの場合 更にヘッドライトにリレーを組み込むともっと明るくなるります

電気のチューニングは アーシングだけではないので その辺はまた別のお話しで!


セルモーターから取ると セルモーターのトルクも上がりますが新車にやっても

効果はほぼ得られないと思います…


バイクの場合 殆どの車両がミッションケースからバッテリーのマイナスへ繋がっているので

直接シリンダーヘッドやフレームから繋いで 少しでも全体の抵抗値を下げてあげると

燃費が上がったり 低速でトルクが少し上がる事もあります


車両が新しい程 効果は感じる事が出来ないんです

これは あくまでも抵抗値(無駄)をさげる事が目的ですから



アーシングはそもそも必要か? ただの飾りか? 根拠は有るのか?

それは 車両によって差が大きいので 必要無い車両も有ると思います

しかし メーカーも車両を作るにあたり 生産コストはできるだけ抑えているので

そこは見極めていくしかないと思います (笑



とにかく 折角アーシングするのであれば ついでにドレスアップしたいですよね?

ドレスアップが嫌なら 黒かスモークの配線で作ればOK!

だが一番の目的は 抵抗値を下げる事なので


銅配線の純度が高い方が良い しかし純度が高いと銅線の腐食が早い!

だから線に水が入りにくくなるように作る必要が有る


そして銅線の束が太い方が良いが その束を作る1本1本の銅線が太いと

その1本1本の間の隙間が大きくなるので 銅線の束の断面積が隙間分小さくなるので

細い銅線で出来ている束の方が隙間が小さく 断面積が大きいんです


以前4輪の整備士をしていた頃 アーシングが流行り

当時キットが高額だったので お客さんがアースを取れば良いと思い

細い配線で エンジンルームの中が蜘蛛の巣のようになっていましたが…

それではほぼ意味が…


電気チューニングの基本は オーディオ関係からの流れと言って過言では有りません

抵抗値やノイズ これらをちゃんと理解する事がまず必要だと思います