現在は予約中の状態のようです。
これ、現行モデルや Amazon Fire TV と何が違うのでしょうか?
詳細はまた下で比較表にしますが、簡単にまとめてみます。
これが今回話題にしている新型 Fire TV Stick です。アメリカでは昨年末(2016)に販売が開始されています。
前のモデルは発熱によるフリーズが問題となっていましたが、現時点では大きな不具合は報告されていません。日本で販売開始されれば、また何らかの問題がでるのでしょうか?
本モデルでは、Wifiが「802.11ac(理論最大速度6.9Gbit/s)」に対応した為、有線(LAN)接続しないFireTVにとってはデータ転送が間に合わないなどの問題は解決されたと言えるでしょう。
CPU(情報を処理する部分です)が強化され、FireTV(第二世代)と同等レベルにまで処理能力が引き上げられました。
GPU(画像を処理する部分)は少し前の世代のモバイル向けを使用しています。その影響でハイビジョン画質までの再生となります。
RAM(情報を一旦貯めておく部分)は先代と同様、少し少ないです。通信の遅延が発生した場合には、映像が途切れたりすることもあるかもしれません。まあ転送速度が早いので、ご自宅の無線LANが古かったりしなければ問題ないでしょう。
このような内容で、Fire TV (第二世代)の半額ですから、良い買い物とは思います。ただまだ日本で実機がでまわっていないので思わぬ落とし穴があるかもしれませんが、内容を見る限りではおすすめだと思います。
これが上の新型 Fire TV Stick でも触れました、第二世代のFireTVです。第一世代は4K画質に対応しておらず、これに対応できるようにバージョンアップされました。
本家アメリカでもまだ FireTV については後継モデルが発表されておらず(2017年3月現在)、当分はFireTVのフラッグシップモデル(最上位機)として君臨するでしょう。
新型 Fire TV Stick よりも1年前にはつばいされていますが、実はまだ性能的にはすべての面で上回っています。
そして何よりも大きいのが、筐体(本体)がFire TV Stick より少し大きく据え置き型の分、放熱も考えられていて、我が家で1年ほど稼働している機体はトラブルありません。
時折レビューで数か月で故障したなどの報告もありますが、概ね高評価で、故障も少ないようです。
Amazonの各サービスとの親和性も高く、AppleTVと違い、アプリ形式で多くの動画配信サービスが利用できますので、大変重宝します。
一応旧型となる第一世代Fire TV Stickについても触れておきます。
この製品は「Google Chromecast」と競合します。発売時期も同じくらいです。
Chromecastはリモコンもなく(スマホで操作します)、映像受信機に徹しているのに対し、Fire TV Stickは小型のFireTVであり、FireTVの機能は一応一通り使えます。
しかし小型化と低コスト化の過程で熱暴走対策が十分になされていない印象です。
長時間の使用で熱暴走によるフリーズが見られるという報告が多く上がっています。
ですので現時点で購入を検討するなら、このバージョンのFire TV Stickは除外すべきでしょう。
では最後に比較表を掲載しておきます。
Amazon Fire TV (2015) | Fire TV Stick (2017) | Fire TV Stick(2014) | |
---|---|---|---|
画面解像度 (px) リフレッシュレート (Hz) | 1920 x 1080 (1080p) - 60Hz 1280 x 720 (720p) - 60Hz | 3840 x 2160 (2160p / 4K) - 30Hz 1920 x 1080 (1080p) - 60Hz 1280 x 720 (720p) - 60Hz | 1920 x 1080 (1080p) - 60Hz 1280 x 720 (720p) - 60Hz |
CPU | クアッドコアARM 1.573 GHz 32 ビット | クアッドコアARM 1.3 GHz 32 ビット | デュアルコアARM 1 GHz 32 ビット |
GPU | PowerVR Rogue GX6250 | Mali-450 MP4 | Broadcom VideoCore IV GPU/VPU |
WiFi | デュアルバンド デュアルアンテナ 802.11a/b/g/n/ac | デュアルバンド デュアルアンテナ 802.11a/b/g/n/ac | デュアルバンド 802.11 b/g/n |
イーサネット | 10/100Mbs | なし | なし |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 3.0 |
USB | USB 2.0 Type A | Micro USB 2.0 (電源のみ) | Micro USB 2.0 (電源のみ) |
ストレージ | 8 GB | 8 GB (内部) | 8 GB (内部) |
RAM | 2 GB | 1 GB | 1 GB (システム用に 512 MB、ビデオ用に 512 MB) |
■ソース:Amazon 公式 開発者向けスペック表