音楽の原点
実体験の覚え書き・・・



今この時間も世のママたちは、、、
“自分の子供がなぜ泣いているのか”、
“どういう時機嫌がいいのか”、
“何に反応して集中するのか”、
子供にいろんな事を感じて欲しいと思いながら、毎日必死に過ごしてる。。。

母親は10ヶ月間、子を自分のお腹の中に抱えて過ごす。
そしてどんなお産になろうと、安産でも難産でもそれは誰にも予測できない事であって、誰もが命がけで出産に挑んでいる。

赤ちゃんは一人じゃ生きられない。

お腹がすいたらミルクをあげて、
うんちやおしっこしたらオムツかえていつも清潔にしてあげて、
もし消化できずに苦しんでいたらゲップさせてあげて、
もし風邪をひいたら病院へ連れて行って薬飲ませてあげて、
もし耳が聞こえないと気づいてあげられたら補聴器使用を検討したり、耳から得る情報が足りなければST相談したり訓練で補うことを検討したり、
もし目が弱いと気づいてあげられたら視力が出来上がるまでにできる可能性を医師と相談したり、弱い方の目を矯正をしてみたり、

意思表現がまだはっきりできない子供に、親ができることはかぎられているけど、それらひとつひとつがめちゃくちゃ大切な事だと思う。
それらの行動に心配や思いやりがあれば、それらの行動ひとつひとつが愛情につながっていく。


生後1ヶ月、まだ寝て泣いて起きたらおっぱいミルク飲んで、また寝て・・・の繰り返しの中、
息子の相手していて、私がイライラして焦っていると子供に伝わり泣き止まないけど、
穏やかに向かい合える時はすぅーっとすぐに寝入ってくれていた。
まだ目はあまり見えてないんだろうな。
見えるものも、聴こえる音にも限られているけど、特に温度や柔らかさには敏感。
息子は10ヶ月間私のお腹の中にいたもんだから、私の表情や息づかい、力の入れ方、かりかりしてればいつもと体の鼓動が違うのですぐにバレてしまう。
子供からすると安心感がなくなって不安になっちゃうみたい。
言葉はまだ話せない息子と、そうやってお互いに、今どういう状態なのか、体や泣き声などから読み取って、試行錯誤しながらコミュニケーション取り合っている。

“愛情”ってかわいいとか好きってことではなくて、愛情=行動でもなくて、
愛情って思いやりを伝えあうキャッチボールの事なんだよなぁと最近おもう。

でもそのコミュニケーションのキャッチボールをかえせない人、
そもそも子供の発信に目を向けず耳を傾けずにキャッチボールを受取ろうともしない、
そんなひともいる。
父親はほとんどの人が母親と違って必然的な子育て環境にいないけれども、成長の過程で必然とした瞬間にふと気づいて接してゆっくりと親というものになっていくんだろう。
それでもそれでも関わりの少ない人もいるものだ。
それぞれの家族の形があるから、正解不正解はないとしても、
無垢の自分の子を目の前にして、コミュニケーションのない人生なんて寂し過ぎるでしょ。
自分の子供に限らず、他人とのコミュニケーションも同じ。
コミュニケーションの方法は無限大。
言葉だけじゃない、ジェスチャー、呼吸感、リズム感、温度感、、、
言い換えればこれから習得する日本語、英語、ダンス、お歌、ピアノ、ふれ合いetc・・・
さぁそれらをいつからどうやって覚えていくか。。
おかあさん次第で環境を整える事ができるけれど、お金がかかりそう!?
“習い事”をイメージされる方が多いかもしれない。
でも言語は幼稚園や小学校で習い始める前からおかあさんの言葉を聞いてマネしたり覚えはじめる。
おどりも嬉しくなった時に勝手に動いて体で表現するようになる。
歌も歌えないうちにでもおかあさんが歌ってあげると喜ぶ。
笑顔って教えてないのに、笑うんだよね。





生後2ヶ月にはいると、まだわからないなりにもそういう目からはいる情報、耳からはいる情報に反応を示すようになってくる。うちの息子の場合は、目が開いている時間が少し長くなって、音にもビクっと反応するようになったけど、まだまだ3時間毎に寝て起きての生活・・・



生後3ヶ月になってから少しずつ顔をみるようになって、あやすと笑うようになって、目で後追いをするように。
最初はただ歌を歌っても私も“一方的”なアクションとしか感じずに恥ずかしくて、なんか違うって思って歌わなかった=歌えなかった。
ただただ息子に反応してほしくて、笑ってほしくて、伝えたいが為に必死に語りはじめた。
普通に話しかけても単調で変化がないので、体をさすりながら、顔を近づけたり遠ざけたり、強弱をつけたりしながら、適当なリズムで私自身の自分の言葉で話しかける。
便秘気味の為、もっぱらう○ちの歌ばかり。
これははっきりいって第三者に見られていたら、既存の歌を歌うより恥ずかしいではないか。
変な音程で作詞作曲した歌を歌う音痴ママ。
でも、息子を前にするとこっちのほうが親としては恥ずかしくない。
ただの一方通行じゃなくて、息子のお返事ー“今”の機嫌、反応をみながら、試しながら、次々に語りかけて行く。
私、超必死(笑)その必死さを見てケラケラ笑う息子(笑)
そのやり取りで一緒に遊べる様になった気がした。


3ヶ月半ば頃には、私と対面しておしゃべりする時間にも慣れたらしく、集中力も増えていき、一人遊びもできるように。
そして私の声が耳慣れしたところで、語りかけるのを続けながらも、更に手をもって歌を歌ったり、CDもかけたりするようになった。
自然と、私が好きで楽しんで歌ってる時は反応してくれるけど、私が歌に気持ちが入らなかったり興味がない歌口ずさんでいても、シカト。
テレビのようにBGMにしか聴こえないらしい。


生後3、4ヶ月くらいになってくると、なぜ泣いてるのか、鳴き声やぐずり方でだんだん子供の表現方法がわかってくる。
人が自分の所にきてくれるとニコニコ笑う。構ってくれると嬉しいらしい。が、いなくなると不安でぎゃん泣き。
目にみえるものへの好奇心がでてきて、表情が豊かになっていくころ。
あかちゃんといると“伝える”ということの原点を考えさせられる。



それは音楽の原点でもあるんだとおもう。



そしてまたこれからさらに成長していき、あんよで動き出したらノンストップ。
何にでも興味をもちはじめて走り回りつづけるようになるのか。
そうなったら、私の考える範囲を越えて、凄まじい好奇心でいっぱいになって、毎日1分1秒が初体験・・・手に負えなくなるんだろうな(笑)
まだ自分の意思で自由には動く事ができないねんね期だからこそ、この時の集中力に“音楽”も体験させてあげられたら。。。
音楽から母親の今の表情、雰囲気、空気感を感じる事で、安心感やドキドキ感などの経験をさせ、そういった想像力が鍛えられれば、歩き出した時の興味の幅が更にひろがるんぢゃないかな。

クラシックがいいっていうのは、いろんな説があるけど、極論なんだっていいんだと思う。
ただ、BGM的になにも考えずにモーツァルトかけているだけでも悪くはないけど、
母親の好きな曲、落ち着く曲、ドキドキする曲を一緒に聞いてその時間を共有することが大切。
母親の表情ひとつで子供は感じとる。
クラシックのよさって、周波とかだけじゃなくて、J-popはカラオケで歌いやすい音域、リズム、歌詞などで作られる事が多いけど、クラシックはもっと複雑なリズムがあったり、変わった和音があったり、1曲の中でも嬉しくなったり、悲しくなったりと、奥が深い。



今までは仕事として、
クラシックを聴く人口が少ない、
CDが売れない、
コンサートチケットが売れない、
・・・じゃあどうするか?
クラシックがあふれるような環境を整えるってどうするの?
こどもたちに、大人に、クラシックの楽しみ方のコツを、伝え方を、たくさんの人たちから学んだり盗んだりしてきたけど、
音楽ってコミュニケーションツールのひとつだと考えると、日本語を習得する事と同じで短時間で突然できあがって感動できるものではないとおもうようになった。
もちろん、だから大人になってから楽しむのは無理!!なんて思わない。
誰もが小さな頃から積み重ねて体験している、“音”に対しての自分の心の反応を引き出す事ができたら誰だってクラシック大好きになるとおもう。。。(クラシックを聞いてなにかを感じられれば誰だってクラシック通!クラシックマニアって言っても、クラシックの曲は多すぎて1曲も逃さずに知ってるひとなんてまずいないんだから!)
親が“いいな”と感じないまま子供にモーツァルト聞かせても、ね。
お腹にいた時はざーざーという音から、生まれると日本語やお歌をたくさん聞きながら、様々な知恵を働かせて人間の脳は活性化されていくけど、
なんでもいいならロボットやCDから歌を聞かせればいいのかって、それじゃ伝わらないものね。
親と目があう3、4ヶ月~。
その時の集中力に音楽+親+子の可能性を感じるのだけれども。。



そんな事を考えながら、ただ単純にそろそろコンサートに出かけたい自分がいて(笑)
私なんて、ピアノ専攻っていっても当時は練習室にこもる事ばかりで(?)、全然コンサートに行ってなかった。
行っても主にピアノリサイタルなど。
コンサートに足を運ぶ様になったのはクラシックの裏で仕事を始めてから。
すごい世界が開けてきたのを感じた。
これ、もっと子供にはやくから体験させたいな。
もちろん楽器もなにかできたらと思うけど、その前に感じる事ができる子になってほしい。
だから押しつけじゃなくて、今からどんどん生の演奏を聞いたり、いろんな場所にいったり、人にあったりとたくさんの経験を選択肢をあげられたら。
と思って探してみても、ホール事業は0歳からのコンサートって年1回あるかないか・・・近所のコミセンなどでやってるのも一方的というか発表会レベルというか・・・
直接息子とのコミュニケーションに花を咲かせられるような、役立つような、企画、もっともっとあればいいのになぁ。

っとか考えてたら、ちょうど週末にまたまた前の職場で大変お世話になっていた大好きな方からお祝いが届いた!
大好きだったみなとみらい♡
前の職場の人たちからお祝い頂いたり会いにきてくださったり、その度にはやくホールに顔だしに行きたいなぁって切実におもう~~~

でも行くなら何か聴きたいけど託児か・・・6ヶ月からか・・・てか息子聴けないし。。。。

ん。。。


あ、毎月0歳から入れるコンサートあった!!!!

そうそう、オルガン1ドルコンサート!!!
まあ客席は入れないけど、たしか音響さんたちがロビーにスクリーンとスピーカーと用意してくださって!!
本当はあの大ホール内で圧巻の響きを聴いたら今の息子なら驚くだろうなぁとか反応みてみたいけど、あんよ期のお子さんまではいかないにしても4ヶ月でもぐずる可能性もあるし・・・
それは夏休みのホールイベントまで我慢するとして、今月か来月にも1ドルデビューしたいなぁ!!!



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ついでの今日は市の4ヶ月健診!
もう超つかれた。
11月生まれの市内の赤ちゃん100人くらい。。。
結構いるもんだなぁ。

息子は6,500gの65㎝になっていた。


最初の問診は多分保健師さん?問われて、便秘やしこりや反り返りなどのうちの子の現状はなしたけど、それらはこの後の診察ではなくて、かかりつけ医に相談してくださいと言われてしまった。。。
まぁそうゆうことなのね。
その後、小児科の先生の診察があって、股関節の確認と首の座り具合チェック。
首は完全に座ってると言われたけど、これは完全なのか?!
とまぁ大雑把な感じで進んで行き、特に問題なしという事で終わった。

うん、勉強になることはひとつもなかった(笑)



改めて、“助産師さん”てすごーーーーーいんだと思った。
ホント、2月から助産師さん主催のベビーマッサージ教室、発達教室に参加できてラッキー。
赤ちゃんの発達の段階って本当に大切で、それぞれの赤ちゃんのしぐさに意味があるって事を教えてもらった。
腹這いの練習から、両手の意識への持っていき方、ハイハイの必要性など、すごい勉強になった。

生後4ヶ月になってスリング効果もあってか、両手を視界にいれていたら、最近やっと自分の意思でおもちゃを持つ様になった!
まだガーゼとか顔にかぶせても自分でとれないけれど・・・
なんてな事を色々遊んだりして、一緒に成長してる実感。
赤ちゃんの発達を注意深くみてるのって本当におもしろすぎる。