しょっぱいものの後には甘いものが食べたくなる。

「箱根そば」を食い、すぐ隣の「サーティワンアイスクリーム」で舌鼓。

幸福な梯子。

これが出来るのが日本を代表する名駅「新百合ヶ丘」である。

いつしか僕はこの「しんゆり」を愛していた…。



現在、私は小田急線新百合ヶ丘至近、「川崎アートセンター アルテリオ小劇場」にて、シェイクスピアの名作『恋の骨折り損』の稽古に勤しんでいる。

9月頭から始まった稽古。

一月を経て、益々、熱を帯びたものになってきた。



シェイクスピアと聞くと、高尚な「御芝居」と思われがちである。

しかし、そんなことは全く無い。

シェイクスピアはあくまで「ヒト」を描く。

起きて、食べて、トイレ行って寝る。

恋して結婚して子供生んで倦怠期なんか迎えて色々擦った揉んだしてボケちゃって死んじゃう。

連綿と続けられてきた極めてシンプルな人間の営み。

彼の焦点はそこだ。

だから国境は愚か、世代そして時代を超えて観る者の深い共感を呼ぶ。

難しいことは何一つない。




今回は題名からもお分かりの通り「恋」のお話。

14人の役者の内、なんと11人が恋に落ちて奮闘する、桃色の分かり易いコメディである。

(あらすじ及び詳細はどうぞこちらを御覧ください。http://kawasaki-ac.jp/th/theater/detail.php?id=000135 )




年齢問わず。

恋してる方。恋してた方。

恋愛成就を祈願してる方。

鶴岡八幡も良し。箱根神社も良し。

しかし、今月のアルテリオもそれに匹敵するパワースポットになるだろう。

是非ともお気軽に御来場下さい。





↑楽屋にて。稽古終了後、台本について語り合う。

(右)ロンガヴィル役の長本批呂士氏。
(左)デュメイン役の遠山悠介氏。

二人とも本当に真面目且つ話し易い好人物。



↑長本氏の台本は付箋まみれ。緻密な役創り。この一枚一枚がお客様満足に繋がると彼は信じている。


因みに左の遠山氏はダンスの練習中。

途中、勢い余って左手を棚に強打し痛がっていた。

そんな彼は東京大学出身。

東大の人も棚に手をぶつけるんだなと安心した。

御来場の方には東大の傾向と対策も伝授してくれる「かも」知れない。




遅れ馳せながら、ビローン役の釆澤靖起がお送り致しました。


今後とも当ブログを宜しくお願い申し上げます。