お早うございます

 

毎週月曜夜7時からBS日テレで放送され、コーラスグループ・フォレスタさんが熱唱するBS日本「こころの歌」、この手の記事は気付いたら以下

 

以来半年振りになっていました。昨夜は古関裕而特集と銘打つ回でしたから、私自身が古関裕而の曲が好きなことがあって本業の予定を組み替えてみてみたのですが、思うこと、驚いたことが幾つかあります。。

 

Ⅰスタジオ・トークの機能

①拾い集めの当てはめ感

②戦前・戦中曲の欠落

③スタジオ・トークの幾らかの進化

Ⅱ幾らか目立った変化

④まさかの「阪神タイガースの歌」登場

⑤原曲や過去収録とも一味違う「黒百合の歌」

 

Ⅰスタジオ・トークの機能

スタジオ・トークについては以前ここで批判的なことを書きました

 

 

回によってスタジオ・トークがあったりなかったりという番組の不統一感が否めず、グループの台所事情もあるのかと勘繰るところはありますが、論ずるだけの確たる理を持ち合わせていない以上はそれには立ち入りません。何だか昨日はトークが長めで、純粋歌唱だけでは足りない時間枠を埋めようとしていた感が拭えないものでした。そんなことなので、以下のことが思われます。

 

①拾い集めの当てはめ感

過去の良い歌唱の収録は何度でも聴きたくなるものですが、昨夜も継ぎ接ぎ感が否めず、上記のような意図が先行しているのかと番組の姿勢が疑われたものです。一度もった印象がなかなか拭えないのか、番組の機能を長期的に維持することが軽んじられた感を以前下記の終盤で綴りましたが、

 

改めて思わざるを得ませんでした。
 
②戦前・戦中曲の欠落
間違いでなければそうではないのか、と思ったものです、そんな中での選曲について。勿論戦前・戦中の辛い歴史は事実としてある訳ですが、その時代の全てが否定されるものではなく、その時期から一貫して人々を元気付ける曲を創り続けたのが古関裕而という事実も変わりません。そんな中では昨夜の回の選曲は偏りが過ぎた感が否めません。
 
定まった音楽理論に立脚して歌い上げるフォレスタさんの歌唱によっ歌のこころが伝わるという番組本来の機能の幅を不自然に狭めたようなもので、12年前の放映での「愛国の花」等の歌唱で戦前・戦中曲への変な偏見が払拭されてフォレスタ・ファンになった身としては、残念なものです。
 

③スタジオ・トークの幾らかの進化

とはいえ、曲の解説で踏み込んでいたりということで、無駄にスタジオ・トークが長くなった訳ではなく、かつてのように宣伝動画との差別化がなくなるようなものではなかった感はあります。やるならこの位の質は…、と思うものです。

 

Ⅱ幾らか目立った変化

上記③にも含まれるそうな要素ですが、驚いたことはあります。

 

④まさかの「阪神タイガースの歌」登場

読売系列局がついに禁断の曲を…!と思ったのも私だけでしょうか???

もっとも、後半の「輝くわが名ぞ阪神タイガース」の「阪」の部分について、以下に記載されていること

 

半音下がらなかった背景や、大阪に居られた竹内直紀さんが歌ったならどうだったかが個人的に気になりますが、番組を視続けるものとして衝撃的な一幕でした。

 

この位の変化をする位なら、色々企画の種があるはずで、スタジオ・トークの中に一部を切り出した歌唱を埋没させるなどせずによいものを…、と思ったものです。

 

⑤原曲や過去収録とも一味違う「黒百合の歌」

気になったものとして、「黒百合の歌」が今回新規収録だったようですが、現在の女声陣では財木麗子さん・吉田静さん辺りが合うかと思っていましたが、財木さんとしては高めの独唱で始まった感がありました(昨年末の森の歌配信より高めだった気が)。これは、第二節後半(「あぁ、あ…」の部分)の谷原めぐみさん独唱との釣り合いのためかと勝手に思ったものですが、かつての白石佐和子さん・上沼純子さんらによる収録版や織井茂子による原曲とも違った味があったような気がします。個人的にこの曲のお手本として馴染むのは昨年末の財木さん…かな

 

色々ありますがっ番組が持つべき機能が保たれてほしいのは確かです。最後はこの曲で締めましょう。