こんばんは
 
年度末という季節柄、人事異動の話があちこちで聞こえてくるものです。
NHKの番組担当アナウンサーもどこかしらである訳ですが、自分が馴染んだ番組であれば年度末は気に掛かるものです。私にとっては、サンデースポーツもその一つであり、会社員になってからは中継をゆっくり観る機会が減る分こうした報道を通してある程度深掘りする機会が猶の事楽しみになってくるもので、その雰囲気は番組担当者にかなり左右されてくるような気がしてなりません。
 
そうしたことでは、副島萌生アナウンサーはあの独特な笑顔と明るい声を保ちつつのトークの構成・切り回しで彼女が居ることならではの番組を創り上げていたように思うものです。なればこそ、土曜日の「サタデースポーツ」は単独で回していたのでしょう。
 
最終回となった昨夜の最後の「ひとそえ」、ラグビーの五郎丸歩氏からのメッセージには「大変お世話になりました」の一言が含まれていたというのは、ラグビーの事が一般に広く知れ渡る契機になったことの実感があるからなのではないかと一夜経った今少し思うものです(そう言えばあの二年半前のラグビーワールドカップの後で振り返る特集で、ラグビーが元々好きだという年配の方への競技場外でのインタビューで、大会後の一般の競技関心度の変化についての質問で、「貴女のおかげじゃない?」という答えがありましたね)。
 
副島アナの最後の挨拶は、番組を担当した時期は世の中が変わっていく時期に重なった、自分自身スポーツに救われる場面が多々あって力を感じることがあった、その力が伝わったならば嬉しい、という趣旨のものでした。

 

コロナ禍終息がみえない中での最終回ということで、ある程度用意していたとは言え、謙虚に向き合ってきたことが最後の涙を交えた挨拶に表れたように思えました。
 
なればこそ看板番組たる「おはよう日本」メインキャスターへの抜擢となったのでしょう
 
来月からはあの明るい笑顔で朝にひとそえしてくれることを期待したいと思います