こんばんは

 

先程終演しました、コーラスグループ・フォレスタさんによる配信コンサートVol.16

 

日本・イタリアの抒情歌にライヴ公演で司会をされる石川牧子さんと歌い手さんのトークを交えたものでしたが、最大視聴数は(見間違いがなければ後半で)178でした。もう5倍位の集客なかったかと思います。もっとも繰り返しますが、まだ一週間聴く機会があるということで、まだ鑑賞できるということですね。

 

何はともあれ、今回は内海さん・小笠原さん・竹内さん・大野さんというフォレスタ内外で長く歌われてきた方々の布陣で以下の構成でした。

 

・抒情歌など夏の曲として「朝はどこから」「夏の思い出」「ラジオ体操の歌」「うみ」「われは海の子「砂山(中山晋平~山田耕筰)」

・石川牧子さん思い出の曲として「花笠道中」「新妻に捧げる歌」「青いカナリヤ」

・大杉さんのソロによる「ニューシネマ・パラダイス」

・カンツォーネ:「コメ・プリマ」「マンマ」「ノ・ノ・レタ」・「アル・ディ・ラ」

・やはり夏に因んで「海 その愛」(ここでハーモニーの本領発揮)

・景気付けたいアンコールとして「ラ・ヴォーレ」

 

石川牧子さんのお話でも「団塊の世代にとっては懐かしい…」といった趣旨の言葉が何度か出てきましたが、こんな文化があったとして継がれるべきと思わされました。正直、団塊の世代の半分も生きていない私にしてみれば理解できない感覚はあり、今回の選曲も大半はなかなか聴く機会がないものでしたが、それでも何か近く感じられる、そんな趣を感じられたひと時でした。

 

また、サンレモ音楽祭でラジオから入ってくる実況に憧れてアナウンサーの道を考え始め、初任給で実況されていた衣装を買った石川牧子さんの逸話は、国境や世代を越えて共有される音楽の力を考えさせられました。今回カンツォーネの歌唱は強弱表現で変化に富み、そのことで歌詞の言語が解らずとも曲の雰囲気を共有することができた、そんな感覚があります。

 

不思議な感覚が残りますが、打ち出すメッセージとアナウンサーたる石川牧子さんのしまったトークの力が合わさっての新鮮な配信コンサートを味わうことができました。