こんにちは

 

3日(土)の熱海伊豆山での土石流には驚きを隠せません。次々に明らかになってくる事実もあるでしょうから、ここでは報道へのリンクはまだ貼りません。

 

NHKは月曜日は放送しない「クローズアップ現代プラス」を緊急特集として昨晩放送しましたが、以下が扱われました。

 

・高速の土石流で自宅が孤立状態になった事例

・盛土の崩壊やそれに繋がったかも知れない排水管理

・長雨蓄積によって短時間ではなかなか高まらなかった住民・行政の危機感

・温暖化に伴う海水温上昇により水蒸気量が高まったことで降水量が多くなり、東日本で今後似た傾向になる可能性を示すシミュレーション

・全国一律で法規制された宅地での盛土と異なり、規制が自治体に任された残土については運用形態に地域差があり、それと今回の災害の関連の解明が今後待たれる。

・土砂災害警戒区域にあるか否かを知っておくことが肝要(地形改変で判りにくいなら尚のこと)

・避難は空振りを恐れずに素振りと捉えて命を確実に守ることが重要

 

地球温暖化に絡めてシミュレーションの話をしたことは驚きましたが、盛土等の地形改変で身近な土地のリスクが判り辛い場合もあることにも触れて自分の住む土地を知るよう呼び掛けたという意義は深いように思われました。

 

NHKということでは、3日の発災当日の報道における対応も話題になっています。

 

これを担当していた中山果奈アナウンサー、私より若いですが、昨年ご自身が綴っていた視聴者目線に立って大事な要素を伝えるという想いが実現した場面ではないかと思います。

 

私も見ていましたが、電話の相手が「できれば避難してほしいと消防から言われている」旨を話した時、当然電話を止めて避難を促すのだろうと思い、実際に中山アナがそうしたのを確認して安堵したというのが正直な想いです。ただ、自分が中山アナの立場だったらどうか…、何が最も大事なのかを常に考えていなければできないことで、報道の態勢がよい方向に固まっていなければなしえなかったようにも思いました。

 

以前取り上げましたが、以下の事例と共に語り継がれて今後のよりよい対応に繋がっていけばと感じたものです。