こんにちはニコニコ
以前、方向音痴の話をしましたが、
それとは別にもうずっと不思議に思っている出来事があります。

数年前ひらめき電球

自転車に乗った、真面目で木訥そうな若い男性に道を聞かれました。リュックからファイルを出し「この会社に行きたいのです真顔」とコピーされた地図を見せられました。
場所は簡単で、今いる場所から「L」の道順で(真っ直ぐ進んで右折)簡単に着きますが、現在地の少し手前でその地図が切れています。
「ああ、市内の人ではないから地図との繋がりが難しいのかニコニコ」と思い説明すると

リュックからノートとペンを取り出し
「これに書いて下さい真顔」と。
実際、国道でもあるので真っ直ぐ進めば
迷うことなく、すぐに地図の場所キョロキョロ
そう説明しても、2度頼まれたので簡単に書きました。

そしてその人はお礼を言い、自転車で去りました。

約1ヶ月後ひらめき電球

またも自転車に乗った同じ男性に
「この場所に行きたいのです」と、ファイルから取り出された地図のコピーを見せられました。

内心「あ、この人、この前も…あんぐり
と思いつつ地図を見ると、この前とは場所が違う。
ただ、やはり説明が簡単な場所でありながら
現在地付近の地図は見切れています。

私はスマホで地図を検索して、「ここからこう進むとその地図の場所に出ます」と説明すると
ノートとペンを取り出し「書いて下さい真顔」と。
「え~と、地図の場所まで真っ直ぐですよ」と言っても「一応お願いします真顔」と。
記入するとまた自転車で去って行きました自転車

数週間後…ひらめき電球

また違う地図のコピーを出し、道を聞かれました不安
さすがに「この人…迷っている人ではないのでは」
とわかります。
私が「スマホとかは、持たれてないですか」と聞くと、「あぁ、充電が切れてて」と返されます。
またも執拗に記入を頼まれ、「今、手が痛くて不安(これは本当)」と言っても「簡単でいいです真顔
と。
そして自転車で去る自転車

その1ヶ月後にまた会って
同じやり方で聞かれましたが、さすがに「すみません、わかりません」で、道案内を断りました不安(あなたに道を聞かれるのは4回目ですけど…記憶してないんかい泣き笑い)

その後。

通りすがりに、他の女性にノートに地図を記入して貰っているその人を、2回ほど見かけました。


その人はどうやら
「ノートに書いてもらう」事が目的のようです。
記入さえして貰えれば満足らしく、自転車で颯爽と去っていきます。

別に被害らしい被害はないけれど
私はこの人の目的が今でも、ふと、気になることがあります…キョロキョロ

彼は家に帰り、手元にある皆が書いた拙い地図を眺めて
何を思っているのか。

道を教えてくれた善意の証明として集めてるのはてなマーク

自分でもわかりきっている道順が記入された地図を見て「拙いな…自分ならもっと優れたものを書く」とほくそ笑んでいるとかはてなマーク

もはや会うことも話すこともない相手です。
永遠にわかりません真顔

ただ、ただ。何の目的であったのか。
楽しみなのか、侮蔑なのか、達成感なのか。

それだけは今でも、ふと思い出して
疑問に思ってしまいます。