今回馬券の確率について計算してみようと思います。
(Wikimedia 「254orehamatteruze1.jpg 『珍名馬券写真集』様」から GFDL)
わたしは毎週競馬をTVで観戦しております。
先週の日曜日(10/30)、天皇賞 秋が府中の東京競馬場で行われ、昨年の年度代表馬モーリスが制しました。
今週GⅠレースは中休み。
11/5(土)には、
東京競馬場で二歳重賞の京王杯2歳S(GⅡ)、
京都競馬場で二歳牝馬の重賞ファンタジーS(GⅢ)、
11/6(日)には、
東京競馬場で三歳以上の重賞アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
がおこなわれます。
<条件>
・18頭立て
・18頭どの馬も同じように勝つチャンスがある。(どの馬がどの着順にくるのも同様に確からしい)
とします。
<単勝> 1着になる競走対象(この場合、「馬」)を予想する。(以下、馬券の意味については、Wikipedia『投票券』から抜粋させていただいております。)
1/18 (0.0555…,5.55…%)
(分母)一頭の馬(馬名を「カワラザクラ」とします)の順位が1着から18着まである。
(分子)分母のうち、1着にくるのは1とおり。
※以下については、ほかにも考え方はあると思われます。
<複勝> 全競走対象数が5つ以上7つ以下の場合は2着以内に入る競走対象1つを、全競走対象数が8つ以上の場合は3着以内に入る競走対象1つを予想する。
3/18 (0.1666…,16.66…%)
(分母)の考え方は上と同じ。
(分子)分母のうち、カワラザクラが1着から3着にくるのは3とおり。
<馬単(二連単)> 1着・2着になる競走対象の組み合わせ2つをそれらの着順通りに予想する。
1/18・17=1/306 (0.00326…,0.326…%)
(分母)
1着←18頭の馬のうち1頭。18とおり。
2着←残り17頭の馬のうち1頭。17とおり。
だから、18×17とおり。
(分子)
分母のうち1とおり。(例)④-⑤、⑤-④をそれぞれ1とおり、計2とおりとして考える。
<馬連(二連複)> 1着・2着になる競走対象の組み合わせ2つをそれらの着順に依らず順不同で予想する。
1/18・17÷2=1/153 (0.00653…,0.653…%)
(分母)
<馬単(二連単)>では、(例)③-⑮も、⑮-③も、それぞれ1とおりの計2とおりとしてカウントします。
<馬連(二連複)>では、1着2着の着順は考えません。(どちらが1着でどちらが2着でも関係ありません。1とおりとしてカウントします)
つまり、<馬単(二連単)>の2とおり(③-⑮,⑮-③)を<馬連(二連複)>では1とおり(③と⑮の組み合わせ)としてカウントします。
だから、18×17÷2とおり。
(分子)
分母のうち、1とおり。
<三連単> 1着・2着・3着になる競走対象の組み合わせ3つをそれらの着順通りに予想する。
1/18・17・16=1/4896 (0.0002042…,0.02042…%)
(分母)
まず『<馬単(二連単)>の(分母)』をご覧ください。
その続きで、
3着←残り16頭の馬のうち1頭。16とおり。
だから、18×17×16とおり。
(分子)
分母のうち1とおり。(例)④-⑤-⑪など、1とおり。
<三連複> 1着・2着・3着になる競走対象の組み合わせ3つをそれらの着順によらず順不同で予想する。
1/18・17・16÷6=1/816 (0.001225…,0.1225…%)
(分母)
<三連単)>では、
(例)
⑤-⑧-⑪
⑤-⑪-⑧
⑧-⑤-⑪
⑧-⑪-⑤
⑪-⑤-⑧
⑪-⑧-⑤
をそれぞれ1とおり、計6とおりとして考えます。
ここについては、単に「三頭の馬を順に並べる」と考えて、
1着←⑤⑧⑪の三頭のうち1頭。
2着←残り二頭のうち1頭。
3着←残り一頭がくる。
だから、3×2×1=6とおりと考えてもよろしいかと思います。
<三連複>では、1着2着3着の着順は考えません。(⑤⑧⑪のうち、どの馬が1着で、どの馬が2着で、どの馬が3着でも関係ありません。1とおりとしてカウントします)
つまり、<三連単)>の6とおりを<三連複>では1とおりとしてカウントします。(例)⑤と⑧と⑪の組み合わせ。
だから、18×17×16÷6とおり。
(分子)
分母のうち、1とおり。(例)⑤と⑧と⑪の組み合わせ。
<ワイド> 3着以内に入る競走対象の組み合わせのうち2つをそれらの着順に依らず順不同で予想する。
1/18・17÷6=1/51 (0.01960…,1.960…%)
(分母)
『馬単(二連単)の(分母)』の続きで考えます。
(例)
馬単(二連単)で
③-⑮の1とおりが、
ワイドでは三着までに入ればいいので、(三着までに③,⑮の順に来ればいいので)
③-⑮-○,③-○-⑮,○-③-⑮の3とおりに相当します。
⑮,③の順も考えると、ワイドで(3とおり×2=)6とおりとしてカウントしたものが、馬単(二連単)では1とおりとしてカウントします。
馬単(二連単)は、『馬単(二連単)の(分母)』で計算したように18×17とおり。
ワイドは、18×17÷6とおり。
(分子)
分母のうち、1とおり。
今回枠については考えませんでしたが、確率を大きい順に並べると、
複勝>単勝>ワイド>馬連(二連複)>馬単(二連単)>三連複>三連単
となりました。
では、そろそろこのへんで。ご覧いただきありがとうございました。
「画像の切り抜き(クロマキー)」は来週金曜日あたりを予定しております。
では、失礼します。