ご当地ナンバー「飛鳥」田原本町長日記より | 奈良県議会議員 井岡正徳 オフィシャルブログ「明るく、元気に毎日がんばってます。」Powered by Ameba

ご当地ナンバー「飛鳥」田原本町長日記より

 ご当地ナンバー「飛鳥」の話が、急に出てきました。本当に、あまりにも急な話で私もびっくりしました。

 以下は、平成25年7月号、「広報たわらもと」の中に書かれてある、田原本町長日記です。


 「ここに来て急に「ご当地ナンバー」の話が出てきた。ご承知のように「ご当地ナンバー」は、独自の地名を定められるよう新たに開始された制度で、これにより平成18年10月10日以降、新たな地名を表示して払い出された番号標のことである。

 その後も全国各地から「ご当地ナンバー」追加の強い要望があり、今回追加が決まった。

 この追加に手を挙げたのが「飛鳥」のようである。明日香村、橿原市、商工団体などが中心となり、「ご当地ナンバー」の取得を目指しておられる。

 確かに「飛ぶ鳥の」は明日香を導く枕詞である。飛鳥時代、日本の中心であった一帯を盛り上げ、地域振興、観光振興に繋げていくという観点では良い思いつきだと思う。

 しかし、あくまでそれは明日香地域としては良いアイデアだが、これが田原本もどうかと言われるとちょっと違う気がする。

 ところが5月末、橿原市長、斑鳩町長、吉野町長の連名で「ご当地ナンバー飛鳥」の実現に向けた推進協議会の案内が届いた。

 斑鳩町は斑鳩、吉野町は吉野山だろう。また6月3日には別の市長から電話があり田原本町長は、当初「ご当地ナンバー」に積極的だったのに消極的に変わったのかと聞かれた。

 ちょっと待ってもらいたい。私は誰からも、どの団体からも「ご当地ナンバー」の話は聞いていない。

 確かに事務的には、橿原市の部長がおいでいただき、田原本町の参事が対応してくれた。

 当然、私にも報告はあった。しかし、誰からもこの件については聞いていないし頼まれてはいない。噂が一人歩きしている。

 私は誰からもお願いがなかったからと言って、意固地になっているわけではない。

 田原本は飛鳥ではない。もっと古い弥生からの歴史がある。

 それに何人かの皆様にお伺いしたが十人いらっしゃれば十人とも、それはどうかという返事である。

 他地域の富士山、会津、伊豆のように一つにまとまれる総称があれば良い。しかしこの地域で、歴史の観点を切り口にするのは難しい。

 奈良にはあまりにも多くの歴史がありすぎる。」


 私も町長の意見に同感です。もう少し事前の説明や時間が必要であると思います。。