大飯原発再稼働の野田首相記者会見

　昨日、大飯原発再稼働の野田首相記者会見をされました。

　発言は、「国民の生活を守るために再稼働が必要だ」との認識を示した上で、福井県を始め原発立地自治体に対して配慮された内容でした。

　もちろん、原子力規制組織の早期の立ち上げや、安全性を多重に担保する対策も必要不可欠である。

　また、中長期のエネルギー政策では、「脱原発依存」の方針であることも共通理解できます。

　そして、野田首相は「夏限定の再稼働では国民の生活は守れない」と強調した上で、他の原発の再稼働については「スケジュールありきでなく、個別に安全性を判断する」とも述べられた。

　この夏限定の再稼働について、５月３０日の関西広域連合では、再稼働を事実上容認する一方で、声明で「政府の暫定的な安全判断であることを前提に、限定的なものとして適切な判断をされるよう強く求める」としたが、橋下徹大阪市長や松井大阪府知事、嘉田滋賀県知事、山田京都府知事らが求めた今夏に限定した再稼働を完全に否定した内容となっている。

　まったく関西広域連合は無視された形となりましたね。

　そもそも、広域連合で議論にする自体が間違いだったと思います。