「奈良県」「和歌山県」「三重県」の知事が共同提案 | 奈良県議会議員 井岡正徳 オフィシャルブログ「明るく、元気に毎日がんばってます。」Powered by Ameba

「奈良県」「和歌山県」「三重県」の知事が共同提案

 昨日、国と和歌山・三重・奈良の3県が話し合う合同対策会議が開かれ、紀伊半島3県が一体となって広域連携を図っていき、共同管理することを提案されました。

 奈良県は、他府県との河川水域が重なっているところが多く、広域連合では賄えないことが多くあるのです。

 今回の、熊野川は「奈良県」「和歌山県」「三重県」と3県にまたがっています。

 紀ノ川は「奈良県」と「和歌山県」、大和川は「奈良県」と「大阪府」、そして淀川水系も関わっています。

 やはり頼るは国土交通省です。財源が伴っているのと、知事が、即判断することで責任の所在がはっきりしていて意志決定が早くされることで、国にたいしていことで短期間に災害復旧や復興の支援を求められると言うことです。


「紀伊半島大水害」復旧に支援を 3県知事が共同提案 伊勢新聞2011/11/01

 台風12号による豪雨で大きな被害を受けた和歌山県を含む紀伊半島南部の災害の復旧や復興に関して、国と和歌山・三重・奈良の3県が話し合う合同対策会議が、今日、大阪市で開かれました。

 国と3県の合同対策会議は、今日午後4時から大阪市のホテルで開かれ、奥田建国土交通副大臣や森本哲生農林水産大臣政務官など、国の関係各省庁の担当者や仁坂知事ら3県の知事が出席しました。

 会議に先立ち奥田副大臣は、「3県の知事の提案を被災地の早期復旧復興に向けて大切な資料としたい」と挨拶しました。

 また、仁坂知事は「応急段階では救命救助など様々な支援を的確に対応して頂いた。これからも経済や各産業を元通り元気にさせていくために引き続き応援して頂きたい」と述べました。

 会議では、国の関係各省庁に対しての3県からの共同提案について仁坂知事が説明しました。

 この中で仁坂知事は今回の大水害を貴重な教訓として次代に継承するため、統一的な名称として「紀伊半島大水害」とすることや、大規模災害に備えた紀伊半島のアンカールートの早期確保のため、紀伊半島を一周する高速道路近畿自動車道紀勢線のほか、京奈和自動車道や沿岸部と内陸部を結ぶ国道168号・五條新宮道路などの早期整備や供用、また、熊野川の総合的な治水対策の実施や国と3県が一体となった共同管理などを提案しました。

 このほか、農業に係る災害復旧への支援として、梅畑など傾斜が20度を超える農地の被害について、災害復旧事業の対象として追加することなどを求めました。

 奥田副大臣は被災地の早期復旧復興のために3県と国が緊密に連携して、迅速、効果的な取り組みを推進し、より災害に強い紀伊半島を目指したいと話していました。