私がコーディネーターで「観光振興シンポジウム」が開催されました。 | 奈良県議会議員 井岡正徳 オフィシャルブログ「明るく、元気に毎日がんばってます。」Powered by Ameba

私がコーディネーターで「観光振興シンポジウム」が開催されました。

昨日、奈良県立大学3号館多目的ホールにて、奈良政策研究会の「観光振興シンポジウム」が開催されました。

まず、奈良県立大学教授の村田武一郎さんに「奈良らしさにこだわる観光の創造」の基調講演をしていただき、その後私のコーディネーターによるパネルトークに移りました。

パネラーとして、
奈良県立大学教授 村田武一郎様
NPO法人奈良好き人の集い理事長 辰己裕様
奈良市ホテル協議会(奈良ロイヤルホテル社長)八坂豊様
奈良SGGクラブ副会長(通訳ガイド)松村洋子様
奈良県議会議員(奈良政策研究会)神田かづよ様

の方々に、「奈良にふさわしい観光のあり方」として意見発表していただきました。まとめは下記に書いておきます。

1,紅葉などの花の名所づくりを中南和に。
  耳成高校跡にできる農産物販売所の観光案内所の活用。(神田)

2,高齢者(介護者を含む)の旅行者の獲得。お茶などの名産物の取り組み。
  観光の案内者の人材養成。(辰己)

3,おもてなしを上げることが重要であるので、観光関係に関わっている者は、企業として経営者とし  て自らが資質を上げて行き、従業員にも徹底させることが大切である。(八坂)

4,欧米の旅行者には、瀬戸内海にある直島のように、奈良全体をミュージアムとして作り上げていく  ことだ。
  韓国や中国の旅行者には、飛鳥時代や奈良時代当時の渡来人と奈良のつながりを説明しながら、お  互いの歴史認識を深めていく。
  行政が絡むと公平性の観点からおすすめの店の案内がしにくい、外国の方におすすめの店のリスト  などを直接言えるようにしてほしい。(松村)

5,日帰り来訪者の滞在5時間のうち3時間を過ごす空間の実現を。
  ホテル・旅館・飲食店・みやげもの屋における「奈良の情報」の提供の充実を。
  次の時代の来訪者の主力となる若い人たちに、「奈良の情報」の提供を。(村田)

全員の議論の中で一番話題になったのは、観光の県内一元化である。
県と市町村の観光予算の重複をなくすことや、ビジターズビューローでは限界があり、県に観光組織の窓口を作り情報の一元化を作ることが急務である。

最後の質疑応答の中で、県の観光客にたいしてのアンケート調査の予算がほしい。
県の発表している外国人観光者のカウントがおかしい。欧米人の観光者の方が滞在時間をカウントに入れれば、韓国や中国の観光者より多いはずだ。
など、多くの議論がありました。
行政抜きで、議員と観光関係者が直接意見が聞け、かなり参考になりましたので、質問等で県当局に働きかけをしていきたいと思います。