村社瓦店の村社(ムラコソ)です。
今回のテーマは
隠し雨樋を採用するメリットとリスク
隠し雨樋とは住宅の美観を損ねないように屋根の途中に雨樋を作る雨樋です。
隠し雨樋にするメリットは
建物外部に軒樋が出ないことから余計な不足品が外部に露出されないので美観を重視した建築物には重宝される雨樋です。
また、雪の多い地域だと通常の雨樋だと雪の重みで垂れ下がることがあります。隠し樋は屋根の途中に作ることからこのような被害は考えにくく、積雪地域などにはメリットがあると言えるでしょう。
隠し樋を採用するリスク
隠し樋は漏水につながる可能性が高い雨樋になります。
外部に取り付けてある雨樋と違い、屋根の途中に作られているため施工があまいと建物内部に雨が浸入して住宅を痛めてしまいます。
漏水リスクと対策
隠し樋は板金で施工されることが多くなります。
私はあまり板金で施工することをオススメしていません。
理由は隠し樋だと水が溜まる可能性が高いことと、勾配が緩すぎるからです。
板金はあくまで屋根に使用するものです。
どんなに良い施工をしたところで板金と板金をつなげるところが出てきます。
コーキング、両面テープなどで処理をすることは可能なものの、建物の動きにより切れる可能性は十分にあります。
そこで私は防水材での施工を推奨しています。
防水材の中でも塗り物であるウレタン塗膜防水をオススメします。
理由は塗り物であることから張りものと違い人によるつなぎ合わせる作業が出てきません。
塗り物を全体的に塗布して固まったらつなぎのないシームレスな防水層が出来あがります。
また、ウレタンはゴムの一種なのである程度の建物の動きには追従するので隠し樋のような小さな部位であれば切れることはほぼないでしょう。
結論
- 隠し雨樋を選択する際は、美観と機能性のバランスを考慮することが重要です。もし採用するのであれば隠し樋の施工は防水材、特にウレタン防水がよいでしょう。また、定期的なメンテナンスも欠かさないことが隠し雨樋を採用する成功のカギです。
ここからは弊社の紹介となりますのでご了承ください。
村社瓦店は年間300件以上の屋根に関わる仕事をしています。
瓦だけでなく板金、シングル、スレート、折板、ポリカなど対応できない屋根材はありません。
その他に得意な工事としてサイディング、雨樋工事、ヘリサイン設置工事が上げられます。
創業から45年の知識と経験と営業マンのようなコミュニケーション能力の高い職人達が弊社の強みです。
ハウスメーカーの下請けとしても工事を行い実績を積んできました。
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