わたしはHCUにもう一泊するのですが、両隣は午前中に一般病室に戻っていきました。
そのあとにその日手術を終えたひとが入ってくるため、準備が終わるのが先か入ってくるのが先かみたいな戦争が起こっていて、とてもたいへんそうでした(裏側を見た……と思いました。音だけですけど)。
また、手術のときからずっと横になっていたわけですが、リクライニングの機能でベッドをすこし起こしたら、まあお腹に響くわけです。
途中で止めてもらって、その位置でしばらく慣らしてから、またすこし起こしてもらって慣らして、という感じにしていきました。
その後もしばらく、リクライニングをつかっても寝たり起きたりはかなりきつかったですね。
そしてその日から歩く練習が始まりました。
立たなくてはいけないのですが、ベッド横に腰かけるまでが大変でした。
寝たままでも痛くなるのに、動いたら痛いのはあたりまえで、「ちょっと待ってくださいね」と言いながら、足を手で持ち上げてベッドのふちにかけ、そこから更におろして、みたいな感じに何段階かに分けて動きました。
なんとかベッドの横に座れたときに看護師さんから、めまいがないかを聞かれたのですが、起き上がったときにめまいや気持ち悪さがあるひともいるそうです。
幸い、わたしはそのようなことはなく、点滴スタンドにつかまりながら、「痛……」と言いつつも歩くことができました。
HCUから出た通路一往復くらいだったと思いますが(二往復だったかも?)、術後一日目にしては、比較的すんなり歩けたほうだったらしいです。
食事はお昼からだったと思います。
重湯と、スープになっているものがいくつか。
ただひたすら流し込んだ感じですね。温かかったのでお腹のなかにそれらが入っていく感覚がありました。
寝たり起きたりのリクライニングは自分でしていいと言われたので、ペットボトルの水や携帯の充電器、タブレット等々をテーブルや枕元などに準備してもらって、軽くアプリゲームなどをしながら時間をつぶしました。
その晩も、前日とは違う意味でなかなかすごかったです。