4/4プレバト。題「スニーカー」。

(才能ランキング)村山輝星(きらり)、川崎麻世、石山アンジユ(社会起業家)、金子恵美(元衆議院議員)、ヒデ(ペナルティ。一流通販芸人)。

 ※村山は過去2回挑戦し2回とも“才能アリ”、才能あふれる13歳。

 ※ランキングは写真の通り。


(句集掲載可か否か)永世名人・横尾渉(Kis-My-Ft2)。


(番組〆にふさわしいか否か)特別永世名人・梅沢富美男。


(以下、放送順)


◎凡人3位、金子恵美、68点

★入社式一人馴染まぬコンバース

 ※「コンバース」=スニーカー製造販売などで有名なアメリカの会社。Converse。

    よく分かる句。点数も悪くない。でも査定は凡人。


夏井先生《「一人馴染まぬ」が惜しい。説明になっている。》

        ↓(添削)

▼入社式一人は白きコンバース

 ↑《こうすれば「一人馴染まぬ」ということも分かる》そうです…😕。


◎才能あり2位、村山輝星、70点

★われ反抗期春夕焼の海岸へ

    なるほど、13歳の反抗期、夕焼けの海岸、13歳の春愁。分かるような気がしますね。


夏井先生《「反抗期」「春夕焼けの海岸」がベタ過ぎかも。もう一歩オリジナリティが欲しかった》

        ↓(添削1)

▼われ反抗期春夕焼の砂を行く

        ↓(添削2)

▼われ反抗期春夕焼の波見つむ

◎凡人4位、石山アンジユ、45点

★厚底や挫く心と青い春

    「厚底(のスニーカー)」「挫けた心」「青い春(青春?)」。「や」で切っているから「厚底のスニーカー」と「青春の挫けた心」との取り合わせ?ということになりますから意味が取りにくい句になってますね。

    作者によると《厚底のスニーカーを履いている時、足を挫いた。そういう春であった、そういう青春であった》という感じを詠んだそうです😀。


夏井先生《「青い春」は少し尊重します。「挫く心」では足を挫いたということが分からない。ここははっきりそう書くべき。》

         ↓(添削)

▼我が青き春厚底に挫く足

(残るのは1位と最下位。川崎麻世とヒデ)

(そして1位はヒデだと発表さる)

◎才能なし最下位、川崎麻世、30点

★運がつき裏を覗けば散る桜

    「運が尽き」、「裏を覗けば」→何の裏?、そして「散る桜」。「運が尽き→散る桜」はベタだけどまだ繋がる。やっぱり「裏を覗けば」がよく分かりませんね。

    作者によると《運は犬のうんこ、遊んでて靴で踏んだ、靴の裏を覗けば桜の花びらが付いていた》のだそうです😂。

        ↓(添削)

▼靴底に糞か桜の散りしきる

◎才能あり1位、ペナルティ・ヒデ、71点

★春落葉片方だけのスニーカー

    おお、「春落葉」!俳人でもあまり使わない季語。「春落葉」は、晩春に古葉を落とす椎や樫、楠などの常緑樹の落葉のこと。句はその傍らに「片方だけのスニーカー」が落ちている、と。出来てますね。


夏井先生《取り合わせの基本がちゃんと出来ている。句からいろいろな想像が出来る。直しもなし》


◎(句集掲載、可か否か)永世名人・横尾渉(Kis-My-Ft2)

★風光るピボットの軸は逞し

   なるほど、ピボットの時の軸が逞しい、と。さて夏井先生の査定は如何?

        ↓

《掲載決定》《ピボットの軸足と軸のダブりが悩ましいところだが、選手の成長に伴う「逞し」に繋げるためにはあった方が良いとも言える。》


◎(番組の〆に相応しいか否か)特別永世名人・梅沢富美男。

★花衣運転席のスニーカー

   えらいスッキリした句ですね。花衣と言う時は大体着物。着物には大体、雪駄か草履か下駄。いずれにしても車の運転には不適。そこで運転席には必ずスニーカーを置いている、ということのようです。さて夏井先生の査定は?

        ↓

《お見事》でした。《映像のみで書いてない事がきちんと伝わる》


◎次回の題は「ぶらんこ」。