3/31NHK俳句。夏井いつきの脱ボンへの道~総まとめ。

◎「柴田の歩み」から。

 ↑これは、敢えて季重なりはやめよう、ということだったと思います。ここではしかし、季重なりを成功させるポイントについてのお話しでした。(①〜③)


①有名な季重なりの名句

★夜桜やうらわかき月本郷に 石田波郷

 ↑「季語の強弱、主役と脇役を明確に」(夏井いつき)

★くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 飯田蛇笏

    ↑「季語の合体。秋の風鈴」(夏井いつき)

★手の薔薇に蜂来れば我王の如し 中村草田男

    ↑「どちらが主役といのではなく、バランスの問題」(夏井いつき)

◎「卒業試験」へ向けて。芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」から発想してみる。

○先ず、「古池」を外して、代わりに入るものを想像してみる。

試しに1つ置いてみる。
★(家藤)あきらめや蛙飛びこむ水の音

★(柴田)カステラや蛙飛びこむ水の音

★(ペンた丸)大阪や蛙飛びこむ水の音

    ↑「これは、古池に引きづられない練習。しかし、この句で必要なものは残す。それは蛙、水。並びかえて助詞を入れ、語順を整えること、がポイント」(夏井いつき)

★あきらめや蛙は水を嫌つてる 家藤正人

★カステラや蛙の水はやわらかい 柴田英嗣

★大阪や蛙の水はあきまへん ペンた丸

夏井いつきさんの判定→全員不合格!全員に「もっと勉強しなさい!」と、これまでのNHK俳句のDVD49枚がプレゼントされました。

◎再放送は、4月3日(水)午後2:20〜午後2:45。