8/2NHK俳句。選者は小澤實さん、ゲストは村上鞆彦さん、司会は戸田菜穂さん。題は「水引の花」。
◎冒頭の句は今回のゲストでもありまた小澤實さんが「令和の新星」の一人として評価している村上鞆彦さんの句でした。
(↓村上氏が中学生の時出会った俳句)
また村上氏は、目標とする俳人の一人として芝不器男を挙げ、芝不器男の俳句「さきだてる鵞鳥踏まじと帰省かな」の句評を書いた文章が戸田菜穂さんの朗読によって番組の最後の辺で紹介されました。
◎入選9句。
↑寂しい句ですけど、光景が想像出来ていい句ですね。
↑長崎の入口弘田徳さんの句です。入口さんとは奥様(奥様も俳句をなさいます)ともお会いしたことがあります。こちらの新聞俳壇ではしょっちゅう載られます。
水引の花が咲くこちら側、その対岸の爆心地……。
↑この句は戸田菜穂さんのイチオシでありました😄。また見事、小澤實さんの特選三席でした。↓のようなモンクのビアノ、小澤實さんの評とともにすごく素敵な画像も映されました。
楢山さんも入口さんとは俳句ポストでもご一緒させていただいています。俳句ポストでもNHK俳句でもいつも入口さんと楢山さんの方が成績優秀です😂。入口さん、楢山さん、おめでとうございます🎉😄。素晴らしい😀。
↑この句が小澤實さんの特選一席でした。
(cf.↓)
↑この句、私は好きでしたね。作者本人ことでその感懐ならばもっと良かったのですが、残念ながら作者は男性でした😃。
ああ…、これはまた…。「胎の子と」ではなく「臨月の子の」です。どう読みますか?「臨月で死産の子が来てをりぬ」と読むか、「臨月の妊婦がそこに来てをりぬ」と読むか?「臨月で死産した子が来ている」ととればとても辛い句ですが、私は後者のように読みました。
この句、村上氏のイチオシ、そして小澤實さんの特選ニ席でした。
これらの句は『NHK俳句テキスト』10月号に他の佳作作品とともに掲載されます。
◎次回の小澤實さんへの投稿
※NHK短歌は入選歌のみ次ページに載せました。
※来週(8/9)のNHK俳句は、題「七夕」、選者は対馬康子さん、ゲストは対馬さんが大ファンという姿月あさとさん。対馬さんの句集『天之』には姿月さんやその舞台を詠んだ句が212句もあるそうです。司会は武井壮。