会社の上司が「同僚のAさんには沢山話しかけるのに、私(以下Bさん)にはあまり話しかけてくれない」という話がありました。

割合で言うと、Aさんには10話しかける所、Bさんには3程度しか話しかけないというのです。

 

これだけ聞くと、上司がAさんを贔屓しているように見えます。

しかし話を進めていくうちに、印象が大きく変わってきました。

 

逆にAさんとBさんが、それぞれ上司にどれくらい話しかけているのか聞いてみると、Aさんは沢山上司に話しかけている一方で、Bさんから上司に話しかけることは、殆どないと言うのです。

上司からAさんに話すよりも、Aさんから上司に話す方が断然多いようです。

30話しかけてくる部下(Aさん)に対して10話しかける上司と、殆ど話しかけてこない部下(Bさん)に対して3話しかける上司という構図です。

 

これは上司の立場であったり、学校等でも自らクラスメートに声をかけるタイプの人だとよく分かると思うのですが、話しかけてくれない相手に何度も何度も話しかけるのは、非常に骨が折れます。

何回かに一回でも、相手から話しかけてもらえると、だいぶ楽になるのですが、殆ど話しかけてこないとなると、かなり厳しいです。

自分が嫌がられているのかなとも思ってしまうので、学校のクラスメートという関係性であれば、そのクラスメートに継続的に声をかけることはしなくなるでしょう。

 

冒頭の話は会社の組織の話なので、学校のように気の合う仲間とだけ付き合うということはできません。

Bさんも社会人で会社組織の一員であれば、その役割を果たさないといけません。

 

Bさんタイプの人は、世の中にも結構多いと思うのですが、受け身な姿勢が常となっている気がします。

自分と同僚がやってもらっていることは比較しても、やっていることは棚に上げてしまっているケースもあります。

やっていることに対する見返りという意味では、見返りが多いのはむしろBさんの方です。

 

視点を変えることができれば、すぐにAさんのようにはなれなくても、Aさんが贔屓されているという考え方は改められるのかなと思いました。

 

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