一定以上の規模の会社組織の場合、何かを行う際、2人以上で確認を行ういわゆるダブルチェックをすることが多いと思います。

特に経理の送金等、間違えられない業務に関しては、ダブルチェック体制を取ることが多いでしょう。

 

私も以前の職場で経理関係の仕事をしていた時期がありましたが、送金は必ず2人で確認を行っていました。

なぜダブルチェックを行うかというと、まず思い浮かぶのは間違えを防止するためです。

1人目が間違えても、2人目が気が付けば、ミスを未然に防ぐことができます。

 

しかしそれ以上の効果が実はありまして、それは責任の分散と不正の防止です。

仮に実行者が1人の場合、誤った送金をしてしまった場合に、どうしても実行者に責任追及の目が向けられてしまいます。

またそのような環境下ですと、日頃からの業務が、絶対にミスが許されないという大きなストレスを伴い、健全な状態とは言えません。

責任者が1人の場合と2人以上の場合では、精神的なストレスが大きく異なり、日常業務もスムーズになります。

 

また不正の防止という意味でも効果は絶大です。

2人以上にすれば100%防げるという訳ではありませんが、こちらも1人の場合と2人以上の場合では、不正が生じる確率は大きく変わります。

自分1人で操作ができ、周りの目が届かない状況ですと、出来心が芽生えるのは人間避けられない部分だと思います。

しかしもう1人いた場合、それでも不正を働こうという人は、殆どいないでしょう。

この2人の組み合わせが複数あると、より効果的です。

 

大谷選手の元通訳水原氏の横領問題を連想する人も多いと思いますが、数十億円、数百億円という大きな企業並みの入金がある大谷選手の資金管理は、結果論にはなりますが複数人で行うべきだったなと思ってしまいました。

 

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