昨日のブログ(日本ハムの新球場問題)の続きのような話になりますが、自分が置かれた環境によって仕事のやり方は変わるなと感じています。
今回の日本ハムの新球場の問題に関しては恐らく違うと思うのですが、事前に規則変更の承認を取らずに仕事を進めてしまったというケースは往々にしてあります。
事前にその規則を知らなかったという場合は別ですが、変更の承認を得るのが難しそうだという場合、承認を取らずに先に進めてしまおうというケースもあります。
このように書くと、事前に承認を取ってから進めないとダメだ!という人が多数派を占めます。
それは仰る通りで、事前に承認を取って進められれば理想的です。
しかしながら、先が見えにくい事前段階で今までなかったことを認めてもらうのはなかなか大変です。
少なくとも時間はかかりますし、ダメと言われてしまうことも往々にしてあります。
しかしある程度進めてしまって概要が見えてくると、これはいいなと思って承認を得られる可能性が高まります。
今回の野球場の件も、施工前に聞かれるのと、実物があって聞かれるのでは、承認をする難易度が大分違います。
実物を見てこれは良いと思えば進めやすいですが、何もないとよく分からないから今まで通りで、となりがちです。
当然進めてしまって後から承認を取り付けるというのは、リスクが生じます。
なので多くの人はやりたがりません。
それは承認がないまま進めると、責任が問われるからです。
場合によっては会社にいられなくなるかもしれません。
それ故、実現できる確率が低く、時間が大幅にかかる事前承認を選びがちです。
そしてなかなか実現できないという流れです。
これは実現できなくても、時間が大幅にかかっても、会社から給料を貰えるという環境が前提にあります。
逆にどうしても実現させたい、させなければならない、結果を出せなければ仕事ではない、くらい考えている人は、リスクがあっても後から何とかできるという見通しがあれば、確率が高い事後承認を選びます。
これも人の性格というより、置かれた環境によると思います。
実現しないと生きていけない立場であればリスクを取ってでも動きますし、リスクを取ったらマズく実現できなくても何とかなるという立場であれば、実現する確率を下げてでも安全なやり方を選びます。
これはどっちがどうという話ではないので、色々な角度から物を見ないといけないなと思います。
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