仕事を円滑に進めるコツの1つに「自分でボールを持たない」という言葉があります。
話を自分の所で止めないということです。
仕事は多くの人とコミュニケーションを取りながら進めることが多いですが、振られた話は早めに返して自分の所に溜めないことが重要です。
イメージとしては、複数の人とキャッチボールをしている感じです。
同時に何個もボールを持てないので、ボールが溜まる前にボールを投げてきた人や周囲の人に返すことが重要です。
バスケやサッカー、ラグビーをイメージするのも分かりやすいかもしれません。
ボールを持ったらすぐに何らかのアクションを起こさないと、あっという間に敵に囲まれてしまいます。
実際の仕事ではこんなにシンプルではありませんが、例えば依頼された仕事に対して、提出できる段階ではないからといって、長時間周囲に向けたアクションを起こさないのはNGです。
ある程度時間が経過したら、現状報告が必要です。
ここで報告ができないのは、良い話ができる状態ではない、まだ全然進んでいない、といった報告しにくい状況のケースが多いです。
特に真面目な人は、ちゃんとやって良い報告をしないといけないと思いがちです。
ところが依頼者にとって助かる人は、どんな状況であれ、小まめに報告をくれる人です。
小まめな報告がうまい人は、軽い報告が上手です。
「○○さん、報告がございます!」という感じの仰々しい報告ではなく、挨拶の延長のような自然な報告です。
相手の手を止めて改まった感じの報告になると、進捗がない時等はやりにくいです。
それで報告をしないという悪循環です。
これは立場にもよりますが、本当に沢山の仕事を同時にこなしている人は、意外と手元にボールを持っていません。
「今何やっているんですか?」と聞いても、「何もやってないよ。連絡待ちばっかりでヒマ」と言われたりします。
1球1球集中してしっかりと投げるキャッチボールではなく、捕ってすぐ投げ返すイメージの軽いキャッチボールをイメージすると自分のストレスも減り、ボールを沢山持つことによる二次的なミスも減らせると思います。
お部屋探しは川の手不動産