今月は決算月です。

不動産取引の性質上(特に当社は仲介が主なので)、今から出てくる新しい案件が6月中に契約になるということは考えづらく、大体の今期の売上や利益は見通しが立ちます。

細かい部分が出揃っていないのでまだ分かりませんが、かなりギリギリのラインだと想像できます。

 

決算に限らず当月の目標等で達成するか否かギリギリの時というのは、営業マンや個人事業、会社経営をされている方は経験があると思います。

やっぱり目標があり、それに向かって日々頑張っているので、何とか達成したいという気持ちになります。

その気持ちはとても重要です。

しかし本質を崩してまで数字合わせに拘ってしまうと、本末転倒になることもあります。

 

それぞれのビジネスや案件には、適切な期間があります。

例えば2年間かけて下地を作って、3年目から利益を上げていくというビジネスがあったとします。

しかし決算はどんな業種、ビジネスであろうと1年で締めます。

なので例えそのビジネスが3,4年のスパンで見るのが適切であっても、1年経過した時点で締めないといけません。

その1年でも決算書は作成されるので、どうしても決算書の数字に目が行きがちです。

しかし本当に重要なのは、その1年は3年目以降の下地をきちんと作れているかという点です。

 

その1年が完全に下地作りという感じであれば逆に分かりやすいかもしれませんが、下地を作りつつある程度数字を上げていく(殆どのビジネスがそうだと思います)となると、意識しないと数字に捉われてしまいます。

数字を達成する気持ちも重要ですが、数字に囚われずとも達成できるような下地をきちんと作る事がより重要だと思っています。

今期の当社の決算に関しても、ギリギリ達成でもギリギリ未達成でも大きな視点で見れば、大差ありません。

そこに左右されない視点も意識していきたいです。

 

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