メジャーリーグを経験した選手が「向こうの選手は勝負事を楽しんでいる」というコメントをしていました。

これはその選手が日本でプレーしていた時より笑顔が増えた理由を聞かれ「アメリカは野球を楽しむ土壌がある」と発言をしており、その後「草野球のように野球を楽しむのではなく、勝負事を楽しんでいる感じ」と補足していたのです。

 

この勝負事を楽しむという感覚はすごく良いなと思いました。

私も今は自営業のような働き方で、サラリーマン時代とは仕事に対する感覚が違います。

サラリーマンの時は会社に沢山の仕事が集まって、それが自分の所に降りてきて、降りてきた仕事を一生懸命やるという感覚でした。

一方で今は自分で仕事を生み出す感覚です。

 

川の手不動産で仕事を始めた直後は、ちょうど結婚をするタイミングでもあったのですが、義父からも厳しい目で見られていたように思います。

自力で稼がなければならないにもかかわらず、経験も実績もないので、状況的には当然なのですが、不安やプレッシャーはかなりありました。

どうすれば売上を作れるか、試行錯誤の日々でした。

本格的な営業経験もなかったので、他人の話を聞いてやったほうが良いと思うことはすべてやりました。

しかしながら初めの数ヶ月は全然契約が取れませんでした。

毎晩復習と予習をして、お風呂の中でずっと考えている時も多かったです。

 

するとある時を境にスムーズに契約が取れるようになりました。

そうなると今まで苦労していたことが嘘のように次々に成約できるようになりました。

初めの数ヶ月での経験が、引き出しを作ってくれました。

実は毎晩の復習と予習は結構楽しくて、その場にお客様がいる訳ではないので、いくらでも時間を使ってシミュレーションができます。

次はこうやってみようというアイデアが浮かびます。

そして次の日にそれを試してみて、思い通りいけば嬉しいですし、思い通りいかなくても自分の頭の中にはなかった想定外のことが起きると、それはそれで新たな発見で楽しかったです。

 

今思えばあの時は必死でしたが、例え契約が取れなくても、毎日前進している感じがして生きているという実感がありました。

勝負事を楽しんでいたのだと思います。

勝負事を楽しむという言葉を聞いて、あの当時の心境を言い表す的確な表現を教えてもらえた気がしました。

ちょうど今、新しい取り組みを始めているので、勝負事を楽しむような日々を過ごしていきたいです。

 

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