ほとんどの作業所が行なっている1個何銭の内職。

1枚円のDM封書入れ、

アルミ缶を車で回収に行き選別し350cc缶を45潰して約116円。

自信がないので安い価格しかつけられないお菓子、野菜、パン。

1日数枚しか作れない紙すきの和紙。

どれをとっても効率が悪く、労力ばかりかかって儲からない。

 

こんな作業で工賃を倍にしようと思えば、単純に倍働かなければならない。

それは物質的に無理だ。

職員も疲弊してしまう。

 

工賃を今以上にあげようと思うなら、効率の良い仕事をしなければならない。

企業と違って作業人数も時間も機材も限られているなら薄利多売はできない。

販売価格100円の物を1000個売るのと、1000円の物を100個売るのとでは

同じ売上でもどっちが効率が良いかは誰でもわかる。

そのためには有名キャラクターや有名人の写真が付いているなどの

ことがなければ、商品の質が求められる。

やることは高価格商品を売る事だ。

つまり少数でファンを作り、少々高くても買ってくれるお客様を作ること。

その為には万人向けの商品など考えずに、少数のお客様に向けて商品を

作る事だ。

品質の向上=技術×労働人数×労働時間。

品質を向上させるのは技術の向上だ。

技術の向上はプロを雇用するか機材を購入するしかない。

福祉の職員をその分野のプロに育てるのは時間がかかり将来的には

あり得るが、今すぐにはできない。

 

プロだけ必要か、機材だけ必要か、両方必要かは作るものの内容で変わってくる。

少なくともただの素人が機材もなくて品質の高いものを作ることはできない。

ということは儲けることができないということ。

 

施設はお金をかけることを嫌がるが、売り上げを上げるためには取らなければならないコストがある。材料費、人件費、機材費。

必要なコストは掛けなければ良いものは作れない。